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2009年2月16日 (月)

AVと映画の音の違い

ブルーレイで音が違うとか言ってますが、ただ違うと書くと

それで終わってしまうので一言

映画の音は基本「ライトセーバーと爆発音偏重」です。

これは地鳴りの様な低音の迫力を出すため

TVの音をオーディオ用のスピーカーから出すと高音が硬すぎて中音がなく

聞けたもんじゃありません。ので、TV内蔵スピーカーを使うと

疲れずに聞けます。(TVの内蔵SPは大体フルレンジ)

映画は大雑把に言うとこの高音部を落とすのです。

テレビを「聞く」と、SEや音楽より、人間の声だけやたらと浮いて

聞こえるのはそのためです。だから好まないCMや番組を傍で聞いていると

イライラしてしまう。映画を副音声(原音)でTVで聞くとセリフが小さく聞こえます。

英語がわかる方ならよくわかると思います。

くぐもって、よく聞こえない。あなたのヒアリングが低いわけではなくて、

もともと高音を落としてある

だからハリウッドDVDはサラウンドなんか使わなくても、

出来のよい2chで十分楽しめます。
(余談ですがJBL全般、TANNOYの安いやつがいいです)

5.1なんか下手に入れたら他のソースを聴く時却って問題が出ますよ。

故長岡鉄男翁の連載を汁王さんも読んだ口ですが
(当時は貧乏だったのでステレオ誌バックナンバーを図書館で読破(笑)

オーディオでは、TVの音を「生々しい」と表現します。

AVにはこの「なまなましい」音がうってつけなのです。

だから、録音方法でなにもかも違ってしまいます。

AVの録音方法は3つ。

1、VX2000など民生機カメラのステレオマイク

2、PD150などVX2000の業務機についているモノラルガンマイク

3、音声さんが付いてガンマイク差し出すTV放送式

3は予算も人員もかかるのでレンタル物ぐらいでしか使いません。

使ったからといって抜けるシーンではあまり威力を発揮しない

なぜなら引きでもアップでもカメラの距離に関係なく音をフラットにするためです。

賛否あるでしょうが、実はAVでは1が一番よいとおもっています。

これはVX-1というカメラの登場ですべてが変わってしまいました。

小型カメラが三脚から離れて部屋でも外でも縦横無尽に飛び出したためです。

これは撮影どころか、VX1000というカメラへの進化でAVそのものの

作品傾向まで変えてしまいました。

見ている人が自分で好きなものを取ることが出来るようになり、その

生々しさが受けたためです。それがセルビデオ。

視聴者が正座してありがたく見せてもらうべきものだった、映像が、

視聴者が見たいものを、これ、といって主体的に提示できるようになった。

これはTVとインターネットの違いにもすこし似ています。youtubeでさらに進んでいる。

だから、カメラマンは素人でも撮りたい映像がはっきりしていればよく、

音声はアップならぐちゃぐちゃ音や吐息がはっきり聞こえているほうがいい。

監督=カメラで映像制作に集中できるのがいいところです。

引きで男の声やスタッフの声がチラチラ入ると困るので、引きはすこし落としたい。

民生機ならステレオ音声だし、高指向性だし、マイク雑音トラブルとかも

ないし、20倍ズームとかでなければこれは都合がよい。

しかしHDVのようにフォーマットが切り替わってしまうと、高画質の業務機を使いたい。

で、応急的に業務用モノラルマイクを使うわけです。

昔のDVCAMはそうせざるを得なかった。10万払って機材+音声さんを雇い、

リハーサルをして時間を何倍も無駄に使わないためには、それしかないから。

DMC-18は業務用のどでかいDVCAMを使用しましたが、

やはり動きに制限が出た。

音声はまあまあ。男の声が聞こえないので

最初の頃はよく使ったんですが。

DMC-06、07の屋外ではVX2000が大活躍。

この音の生々しさをもっと伝えたかった。

でも集団の周りの音も全部入ってしまう。

いろいろ苦労したんですよ。

今はどうでしょうか?

HDVはDVCAMとDVと業務カメラの壁を取り払ってしまった。

DSR500以上の性能がサイズダウンで手の内に。

でもマイクは昔のまま。というか、

SONYさん、OEMのしすぎでしょうか。

最近のSONYは高級機ですら音声はコストカットの対象なのか、

すこぶる性能が悪い。レンズやズームの向上にマイクだけついていかない

代替品も「ほとんど」ない。つまり金を出せばいいというわけではない。

ここで3に戻る可能性が出てきました。

音声さんの仕事創出なのかなあ

でもマイク一体カメラに慣れた人にいまさら戻れとは無理な話。

そこで、ミルキーは工夫しました。

私の不注意で別の現場でトラブルになったのですが、今のところ大丈夫

でも今度は感度が高すぎてしまい、ボリュームが小さくなったり

そこでどうするか

編集ソフトの進化で編集時に思い通りのサイズとスピードで調整が利くのです。

ですからごっくんの音は、本当に撮ると首にマイクをつけても

なかなか取れないし、タイミングも見た目とは違うわけですが、

小さく取れたその音を、コントロールしてごっくんタイミングどおりに

その音でかぶせることが出来るようになりました。

ですから補完する方法もあります。

もっと進んでいくと、まったく違う音を持ってきて

ごっくんやぶっかけの音にエフェクトをかけれそうです。

これはどうなんでしょう?偽装なんですかね?

パッケージの修正も度が過ぎれば偽装になるのかもしれませんが、

今のところ元写真が同一人物であれば、

パーツを挿げ替えても偽装として問題にはならないようです。

AVはかように実体世界とはかけ離れているのが問題ですね。

官庁天下りどころかそれで成り立っているといってもよい業界なんですが、

あまりフォーカスもされないところをみると

この状態が居心地がいいんでしょうか

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