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2010年7月20日 (火)

月額の新企画とDMC-04

月額会員の新企画なんですが。

実は小物がいっぱいあって、早くあげたいんですけど、
これをDVDにしませんかという話がありまして、
先行するにも順番が決まらず、出すに出せない状況になっております。

8月末の新作にも通じるのですけど。
DMC-03もできたので、これをいつ出そうかなという話にもなってまして
幾分混乱しています。

DMC-04は元素材をキャプチャすることに成功はしたんですが。

実際これはダウンロードのみでいいんじゃないかなあと思っています。
DVDにするにはあまり気が進まないというか。

価格を安くするという選択肢はないわけではないんですけど
だったら鳥卸で行きたいんですよね。古い素材で
熱狂的にファンの声があるわけでもないので。

どうでしょうか?

本数的にはVHSでも60人ぐらいしかもっていないはずなので
世の中に60本だけあるんじゃないでしょうか。

このころというのはとても苦労していた時期で
キャスティングがとにかく苦労しっぱなし。

DMC-03はかなり受けてくれたので、余裕が出来た時期だったんですが、
04が振るわなかったので悩んでいた。

その時期にネットがつながってBBSができたので
ファンの方が集まりだして
アールさんという方が制服を提供してくださり、
DMC-05の方向性ができたのと、ちょうど秋元レナちゃんと何本か
絡んでいて、ぶっかけも緊縛SMもOKというすばらしい女優さんでしたので
マネージャーと直接掛け合ってDMC-05ができたという。
レナちゃんのパフォーマンスがすばらしいのは当然なんです。

なんども絡んでますしSMぶっかけもやってますから気心が知れている。
もう一本くらい撮りたかったのですが余裕がなかった。

そういうわけでこの時期はDMC02も女優が飛んで大失敗、と思ったら
伝説の作品になった。
DMC04がああ、うまくいかなかったかも、と思ったらDMC05が
大ヒット。続く6、7で軌道に乗る、という

神に生かされるが如き不思議な出来事が死の直前に、
しかも立て続けに、タイミングよく起こったので驚いたものです。

ミルキーキャットというメーカーのスタイルはこの世界に必要なものなのかも
しれない、なんて自信につながっていきます。

当時は素人参加なんていうと汁男優、ゴミ、現場廃棄物のように
全員一緒くたにひどい扱いをされていた時代でしたから
協力してくれる人だけで独立すべし、とせかされていたようなところがあります。

なんでメーカーにひれ伏して金もらってる立場の制作に、
しかも自分の作品のモザイクどころか棚の商品を見たことすらないような
「商売の現実をなんにも知らないで威張り腐っている人たち」
にこうも足蹴にされなきゃならんのか。

土下座してお金もらうんじゃ男優も制作も一緒じゃないですか?
という疑問が、あらゆることを自己完結するという思想になって行きます。

ミルキーというのはなぜこんなに変わったメーカーかというと、
見る側が出演者になって作って、それをお客さんに買ってもらう。
でもサークルじゃなくて、汁王さんが素人とプロをつないでいて
野放図に放し飼いにならないし変な人買いのようなお金集めもしない。
発表はあくまでマイペース。

たいていのメーカーというのは
何者かが一発当ててやろう、とプロ集団を率いてシステマチックにビジネスモデルを
作って仕掛けていきながら、上っ面ではマニアですよ、ユーザー本意ですよ
この価格なんてすごいでしょ、ユーザー様のおかげですよ
なんていうメーカーです。
なんだかんだ言いながら目的はビッグな成功者なわけですよ。

この思想そのものが根本的に他と違うからだと思います。
長く続けるためには人が必要だから、そういう意味では今の3倍は儲けないと
税金払えないしモザイクも早くならない。
だからそのために頭を絞るわけですが、
「たいていのメーカー」みたいになると後戻りが聞かないのでのんびりできなくなってしまう。
世が終わるまで拡大再生産あるのみなのです。

売れないところというのはね、特定顧客を偏重しすぎてこだわりが強すぎるんですね。
ネットの枝葉の意見に振り回されているのが典型です。

売れるところはポピュリズム商売上手で、無料・安売り・女優の囲い込みで無理をする
結果お客さんをだますような部分も出てくる。
落ちだすと欲しがってたものはすべて切り落とされる。

タダみたいな商品に大げさに文句を言ったり、
品質は最高、価格は最低に常にあわせるとかいう
最低所得、過剰消費のお客さんがひどく増えて結果メーカーが苦労する。

お客さんを絞ってなんとかよいものを、というメーカーは実際ほとんど
生き残ることは不可能なんですね。
うちが偶然うまくやっているようにみんな考えるんですが、
実のところ同じことをやろうとしてみんな潰れてます。

大メーカーが力技で安売り競争をして、やっと市場を占有している状態ですね。
だからこれはお客さんに感謝するべきなんですけど、
お客さんもボランティアで買ってくれるわけじゃないから、
少なからずいいものだと思われているんだと思います。
先日もセールをしたとき纏め買いされたお客さんが

「いいものを、やすく、たくさん買えました。ありがとうございました」

とメールをいただけました。
非常にうれしいですよね。

なのでこの魅力というのは、ミルキーキャットの思想からでているんじゃないかと
思うんです。思想はまねできないですから、
やはりミルキーもどきはいろいろ出来るかもしれないし、
有名女優を使うことも出来ますが。

有名女優というのはもうほとんど絶滅して、実際同一メーカーが自社レーベル内で
使いまわして広告を打ちまくって、やっと伸びている状態です。
いわば手付かずの新人であればあまり関係ないということで、
どのように仕入れをするのか、というところなんじゃないでしょうか。
そういう広告打たれた女優さんはよくうちにリクエストでメールされますが、
他のメーカーにがっつり占有されてますから、こっちまであがってこない。

安売りというのはそういう結果をもたらすんです。
ほしい人に取って置きのほしいものは作れない。

これは消費者の問題もありますが、今は消費者側の思想もかなりおかしくなっているので
そういう意味では売り上げが下がるのは仕方がないので、
やり方を変えざるをえないかな、と思い、DMC04とか遊び心で出せる余裕が
なくなってきているということで。

素人男優に関しても、かつてはひどい扱いを受けていたからうちに来てくれていたけど、
今はケツカッチンとか、現場もいろいろありますから、
ゆくゆくは奴隷現場になるのがわかっていても、数の多い現場につられるという
傾向が増えています。

こういう飽和時期になると、こちらとしても戦略をいろいろ
変えなければいけないのですが、
なるべく最初のスタンスは変えたくないかなあ、と思うわけですね。

有名女優を使って豪華にぶっかけ、なんてやると売れるのはわかっているんですが、
それを3万円で10タイトル出せるか、という命題になってしまうので、
7000円ぐらいでは抑えたいと。

そうなるとうちのモザイク入れが負担を感じてしまうので、
ヘルプしてくれる社員が必要になるわけですね。

でもそういう苦労をしても、1年もするとにたような企画が1980円で出てきてしまうので
ただの需要の先取りだった。となりかねない。
7000円のまじめに作った作品よりも、1980円でいいよ、という
受け手の思想の変化には勝てないわけです。

これが長く続いた結果が、今日本中のあらゆる仕組みに跳ね返っていて、
驚いたんですね。

まあ対策はいろいろあるんですけど、昔ながらの仕事が評価されない、と
なるとさびしがるお客さんがいるだろうから、

ここは知恵の見せ所で、維持したいな、と思っています。

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