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2012年9月25日 (火)

中古AVのなくなるとき

さて、問屋のバックレからどうにかこうにか持ち直してきましたが、
問屋が横領告訴をわかっていて持ち逃げするぐらいだから予想通り
今のAV業界は惨憺たる有様になりつつあります。
このあとは私がネガティブ野郎と業界で嫌われる話なので儲かっている方と
夢のある方は読まなくていいです(笑

今後、業界ではいくつか面白い動きが出てきます。
出てくれば大体わかると思うけれど、将棋で言うと王手飛車取りみたいな
やってほしくないことがそこ、ここで起こると思われます。

うちも巻き込まれるのかそうでないのかわかりませんが。
巻き込まれたほうがむしろいいかもしれません。

まず、店舗販売。

かなり好調な店舗様を絞り込んでいて、それでも半年陳列して一枚も出ないとか、
もうヤバイお店を見直してしまうと、本当にこれで大丈夫なの?という売上げになってしまう。
うちは選択の余地なく断行しましたが、実のところそんな自信のあるメーカーは日本に10もない。

みんな怖いので、パンパンに取り扱い店舗を増やしているわけですが、
費用対効果で言うとあまりよくないわけです。
いけるはずもない遠くの店舗までもれなくカバーするというのは、
要するに90年代的手法で、もう古い。

セル草創期、意欲的な商品をこちらが自主制作して出し、一部のファンに
喜んでもらって回収し、次を作りつつ大きくなり、商品を充実させる、
という手法がインディーズの正統的手法であって、このゴールドや原油が経済の裏打ちをする
原則は変わらないわけです。

ところが今はいろんなトリックがあって、マスが大きくなったがためにある程度
貧乏な環境でもセルが簡単に作れるようになった。
DVDプレス代とか、もう終わっているメディアなのに次がないから安いわけです。

つまり米ドルが金の裏打ちをやめて、原油の取引通貨と言うだけで世界通貨を
維持してきた1980年以降の状況に近く、どれだけあるかわからない原油の取引通貨を
自認する、という原則を作り出して価値を維持してきた。しかし原油の枯渇を
反映すると世界経済が麻痺し、その先は誰も知らない、ということに似ている。

それをごまかすために株やETFやサブプライムなど金融商品を使ってレバレッジを駆使し、
100ドルを1000億ドルに見せる手法を使うというのに近い。

連中がやっているのは原油を金に見せる手法だけで、だから原油の取引通貨からドルを
はずす、というと烈火の如く怒る訳です。しかしながら
世界の原油埋蔵量の半分以上を占めるサウジ中東の石油を独占している限りは
蚊の刺すほどにしかならない、これはこの40年で何度も証明された事柄です。
問題はサウジの油田がもうない、といわれていることで。
そのあとのために、自国に油田があるとさかんに宣伝している。

これも、明らかに実店舗需要がないのに億単位の売上げを宣伝するメーカーとよく似ている。
リアル店舗はまだかなりの数小規模店舗がありますが、だんだん外堀を埋められています。
昔の街のプラモデル屋に近い状態になっており、いずれどういう状態になるかといえば、
今プラモデルをあなたがどこで買っているかよく分析すればわかることでしょう。

遅かれ早かれそうなります。

以前、店舗におけばおくほど中古の悪循環を招く、とお客さんが指摘しておられましたが
まさにそうで、店頭で売れないからネットで売る、とか、一回売り飛ばして安く買い戻し、
自社商品として中古で転売するビジネスが今のセルの半分を占めています。
これは2000年ごろにゲームショップでやられた手法です。
さて今はどうなっているでしょう?
いずれ長続きはしない手法です。
これは、メーカーが多いときしか使えません。
メーカーが少なくなったり、ソフトが定番化すると、どうしても店が一極化する。
だから、どっちにしても延命措置にしかならず、一番苦しいいす取り合戦を強いられるのは
店舗なのです。

だから、今強い店舗を選別するのだけど、それでもその少なさに驚いてしまう。

かつてメーカーが全国展開するとき、いくつかのお店でアンテナ展開して、売れたら
そのまま全国展開すれば、そのまま全国の売上げにつながって膨張した。

今はそうではなく、むしろコストをかけて全国展開すると、おびただしい中古とマーケットプレイスの
安売りにさらされる。

それが正常かどうか、というと、メーカーとしては売れればいいので何でもやってくださいと
野放し状態です。
それでも撮影がしたい、という人が多いのでしょう。

それがダメだ、というのは簡単だけど、じゃどうするの?というのに答えが出せないとこが
ほぼすべてで、だからビジネス書や自己啓発書を読んでしまい、より一層
DVDビジネスに工夫を凝らし精を出し、無料サンプルで事足りる世の中を作り出しているわけです。

つまりこれが行き着く先は、すべてが消える世の中です。

足らぬ足らぬはあまるの始まり、という言葉があります。

今は、あまるあまるは足らぬの始まり、です。

もう15年これが続いています。

2007年までの無敵のユーロ高と同じで、誰もそれが終わると思えないくらい長く続いています。

だから私は怖いのです。
懸命にあがきたかったのだが、問屋が邪魔をしていた。
問屋もメーカーがコントロールを離れるのを嫌うので。

いまさら自由になったので、あれこれやっています。
幸いなことに、お客さんは付いてきてくれています。
リアル店舗をどう立て直すかが今の鍵で、もうすこしがんばらないといけませんが。
それでも怖い。以前問屋が懸命に隠していた店舗の実情に触れるに従い、
恐怖がどんどん現実と化してきている。
その恐怖が、どれほど切迫しているか、現場で伝えようにも、伝わらない。
みんな夢心地で、夢を覚ましてはいけない、と言う人もいる。
覚ましてしまったら自己崩壊しかねない人もいる。

ただ、状況は日増しにやばい状況になっており、いまや毎月のようにイベントが起こる感じに
なっている。これを伝えるべき人と、伝えずに放置しておいたほうがいい人と、いる。
なのであまり言わない。

ただお客さんもこれは感じていると思うし、むしろ理解してもらわないと未来に関わるので、
発信するようにしている。
残念ながらネット社会ではお金を使わない人=強者といわれているし、
実はその大半は使わないのではなく使えない人なので、いかに使わないか、ということにだけ
論点がある。
なのでどうしても帰結は無料サンプルや無料ネットで十分、になってしまう。
そういう人を相手に商売をするジャンルではないのですが、買ってみたことがないので理解できない。
無料で十分、と言う人はもうすぐこの時代が終わることをよく理解してほしい。

どうせわからないので黙っているのだけど、やはり胸騒ぎが収まらない。
どんどん強くなる。この恐怖を感じているのは、やはり私だけかもしれない。


そこで、ネットとの兼ね合いはどうするか、です。
ネットは、いくつかのポータルに分かれて、それぞれお客を持っています。
今は三越伊勢丹高島屋松坂屋京王東急小田急丸井阪急西武東武くらいに
なってきた感じです。
これで多すぎるのでもうすこし減るでしょう。
デパートも三越高島屋伊勢丹は多分ダメで
小田急東急京王阪急西武>>>>東武>>>あとはヤバイ
になって来るでしょう。
これぐらいしかポータルも残らないということで。

そういう意味では競争はひどく激しい。
AVに限ると、海外とのパイプ次第でしょう。
そういう視点でいろいろ話していかないといけない。

総じて、リアル店舗はかなり分が悪い、しかし全滅ではない、ということが
いえる。とはいえ、そのより分けは至難の業、という状況です。

ではAVを捨てればいいか、という話です。

それこそが次の鍵でしょう。

AVをただ漫然とやってきたところと、常に次を見据えてやってきたところ。

AV以外に進むとか、切り開くことができる地力を持っているのは、
そういう能力を常に培ってきた上に、AVで得た豊富なキャッシュのベースを
持っているところでしょう。

それもね、風船じゃダメなんですよ。

いろいろ考えると、ほとんどのメーカーがダメなんじゃないかと思います。
諸行無常ということでしょう。

うちは、ザーメンだけに、水です。
老子思想(笑
道の水。


中古AVはこのあとなくなってくると思います。中古ゲームと同じ類です。
けっこうしぶといとは思いますが、いずれ必ずなくなります。
今が一番いいときではないでしょうか。

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