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2013年4月 5日 (金)

呉越に思うメモ(補足付)

陶朱公(范蠡)の商売の原則十二

一、
能识人。知人善恶,账目不负
人を見極める事が大切です。
その人が良い人か悪い人かを知る事ができれば
決して損を負うことはないでしょう。

私の覚書
現代の人はよいとこわるいとこを併せ持つことがほとんどで
実力のある人ほど「いやなやつ」である傾向が強い
いやなやつになったのはその人が生き残るために人に気を許さない人になったからです。
その人の悪い部分を飲み込んだ上でよい部分を自分に生かしていければ
仮に損をしたとしても最小限ですむでしょうし、普段からその人のよい部分から
金銭以上の何かをもらいうけられるよう付き合いましょう。

二、
能接纳。礼文相待,交往者众
人を快く迎え入れる事が大切です。
接する人には礼儀をもって接し、
出来るだけ多くの人と交流しなさい。

泥棒を家に入れないようよくよく注意して、誰でもアクセスできる場所、そうでない場所を
堅く決めておきましょう。
泥棒は世間話からでもあなたが家を空ける期間の情報を抜き取ります。

三、
能安业。厌故喜新,商贾大病
一つの仕事をやり通す事が大切です。
その仕事が古くなったから辞めて
新しい仕事に飛びつくのはやめなさい。
それは商売人の大きな病気(悪い癖)です。

だからといって規制や世の流れでなくなる業界に無理してしがみつくのではなく
能力のある人はある程度共通項のある業界へ行くものと取っておきましょう。
負け戦を無理押ししないように
そもそも范蠡自身が越王の覇者後の専横を見切って官僚から商人へ鞍替えしたのです
「狡兎死して走狗烹らる」の実例

四、
能整顿。货物整齐,夺人心目
整理整頓が大切です。
お店などに並べている商品をキチンと整理して並べ
人々(お客様)の関心を引くよう常にに心がけていなさい。

インターネットなどは棚が存在しないので常に人間工学を研究して時代に合わせていきましょう
日本のHPの作り方はガラパゴスで世界に決定的に遅れています。

五、
能敏捷。犹豫不决,终归无成
敏感にすばやく行動する事が何よりも大切です。
優柔不断で決定しなければいけない時に、
もたもたしていては駄目です。
そんなことでは結局何も出来ずに終わってしまうでしょう。

行動するときは断固としてやりましょう。
しかし最悪のリスクを考えて、あくまで丁寧に作戦を作っていきましょう。
(株や相場で全財産を一点指値やその日の成り行きで全額購入とかはしない)

六、
能讨帐。勤谨不怠,取行自多
貸したものは上手く取り立てて返してもらう事が大切です。
取立ては決して怠けずに一生懸命行い、
少しでも多く回収するよう努めましょう。

現代では負債をとるために動く段になった場合、ほとんどはすでに破産状態で
金銭は取れないことが多いので最悪の場合、お金ではなく
それ以外のものをどうとるか、まで考えて貸付をしましょう。
要するに一時失っても己の財産がその分増えればよいという終末逓増の法則を身につけること。

七、
能用人。因才四用,任事有赖
人を上手く使うことが大切です。
その人材を適材適所で使い、
仕事を任せ、その任せた人を頼りにする事が大事です。

己の人を見る目が完璧だと思わないこと。
いくつかのルールを設けてどうにもならないものは潔く切ること。
逆に人は悪い面を直すのでなく、よい面を伸ばせるよう人間工学的配置をつねに研究すること。

八、
能辨论。坐财有道,阐发愚蒙
話し上手であることが大切です。
お金儲けは、そのお金儲けの道理を
はっきりとわかりやすく何も知らない大衆の皆へ
話し、彼らの目を開かせましょう。

日本で”本当の”お金儲けの話をすることは自殺と同義です。もししたければ世界へ出て行くこと。
日本でお金儲けの話をするのならば、お金を儲けれる人か、儲けたい人に話して
金銭を取りましょう。お金儲けの話は往々にして、お金儲けをさせられる話です。

九、
能办货。置货不苛,蚀本便经
商品を見極める目を持つことが大切です。
売れ残るという事に悩まされなければ採算がとれます。
仕入れる時はしっかりとその商品を見極めるよう努めましょう。

現代は現物を持たずとも売買が可能なので、相場観は常に鍛えてきましょう。
在庫だけでなく、在庫の税金まで考えて計画を練りましょう。

十、
能知机。售贮随时,可称名哲
チャンスを見極めることが大切です。
儲けれるチャンスの時に儲けれるだけ儲け、
その度にしっかりと貯めていく人こそ、賢い人と呼ばれます。
儲けれるチャンスが何時なのか、しっかりと見定めましょう。

儲けれる波は永遠に続くかに見えて実はひと時のものです。
節税を考えて手加減していたら不況になってしまいます。
どれだけ税金が高くとも、儲けれるときには断固として
徹底的に儲けましょう。それは天の利なのです。
来年はないと思うべし。

十一、
能倡率。躬行必律,亲感自生
人に先立って模範を示す事(率先垂範)が大切です。
自らが実際に行動し、その行動を律し、
自分は自分であり、正しいという感覚を持ちましょう。

お金は人間の本性をむき出しにし、人間を専横でわがままな狂人に変えてしまいます。
お金をほしいと思ったら、常に儲けたときに備えて人格鍛錬を
怠らないようにしましょう。
お金を儲けた後人格を損なったら、あなたはともかくあなたの子孫は
丸裸にされるか、磔にされるでしょう。

十二、
能运数。多寡宽紧,酌中而行
長期的な考えを持って計画を立てることが大切です。
物事にはすべて、いい時、悪い時、楽しい時、辛い時という
波が必ずあります。
その波をあらかじめ頭に入れた上で物事を考えるようにしましょう。

天の利、地の利、時の運は、己だけではつかむことはできません。
歴史書を可能な限り読み解き、吸収することでそのタイミングをつかむことができるでしょう。
古今の歴史書はタイミングを逸した人と、タイミングをつかんだ人の話でしかありません。
彼らを研究することで、時の運とはなにか、可能な限り実線で使えるよう
常に研究しましょう。

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