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2014年7月24日 (木)

上海の腐肉

マックとファミマなのでつなぎでも使うので他人ごとではないね
私はマックのポテトしか食べなかったけど、メガポテやめてから食べてないし。
どうもずっと、ここ数年の事件いちいち人間文化に対する警鐘のような気がするんだが。

パック肉や切り身魚だとありがたみを忘れると昔から言われている

なので学校で鳥や豚を飼って屠殺して食べようという授業が出てきたり

屠殺場の見学が動物愛護派の批判でなかなか取材できないとか、TVで放映できないとか

かくしたいのか見せたいのかわからないのだが

メインテーマを一言でいうと

いつでも目の前に安く販売されて誰もが食べれるようにするために、
いかに人間からしたら目も当てられない状況で動物が生産されているか

生まれてきて数か月育てられたその先が、麻酔もなく苦しいままで血みどろでバラバラにされる
血の池でただ引き裂かれていくだけの牛と豚
鳥は半年でバラバラ(若鳥というやつ)

まあその大量の命のありがたみを、そのまま見せたらショック死するので
やんわりと教える方法を探しているわけだ。

ただサスペリアの心臓の弱い方は見ないでくださいじゃないが、
本当の「格安肉の生産の現場」というのはこうなっている

この動画見た人、何か気づいたと思う。

感情を盛り上げるようにわざとひどいシーン(事件で問題になったシーンが多い)を
盛り上がるように羅列してそこに感情的な言葉を差し込んで擬人化している


ペット好きの女子校生なんかがみたら一発で人間が絶滅すればいい、と言い放つだろう。

もう一つ、貴重なTVがある

今や取材がほとんど不可能と言われる国産牛の屠殺だ

これには演出が一切ない。まさにドキュメントの教科書で非常に貴重。
やはり、一発で昇天している(痙攣とかを見せるとまた感情が高ぶる人がいるだろうが)

これも多感な女性が見たら涙を流して考えさせられるというだろう。

息が残っていたら血が回って肉がまずくなるからなるべく一発で殺す
痙攣中のマグロの脊髄神経に針金を刺すのはちょっと怖すぎるが

肉の生産現場というのはいたって工場的なものである。
殺しは公儀介錯人のように流れるような動きで職人の技である。
(試しにスーパーで肉の切り身をくれと言ってみるといい、切れる人がいないのでできないと言われる)

しかし規模が大きくなると、どうしてもさばききれない

ブロイラーの生産も、一棟10万羽を管理するとかいう仕出し価格を下げるための
オートメーション化をしたせいで鳥インフルの際、万単位で処分することになった。
密閉工場形式なので菌が入ると一気に拡散するわけ。


フランスとか海外で暮らしたせいで、肉を断つのは別に嫌じゃない(向こうにいると本当に
肉が食いたくなくなってくる)けれど

向こうはジビエと言って狩猟シーズンになると地産地消で野生の肉が食べられる
みんなそれを心待ちにするくらいファンがいる。日本にも多い。

それが365日24時間いつでも安く食べられるから、問題なのだと。
(ちょっと前の格安フォアグラなんかまさにそう)

これを文化の違いで、現地の人じゃないとわからないけど
向こうはうまいものが食べたければ、

うまいものをうまい時に仕入れてくれるレストランに苦労して時間を都合して
合わせていかないと食べることができない。それがうまいものだ。
だからミシュランというタイヤメーカーが本を作ってそれをいまだにみて遠くまで行く。
うまいもの、面白いものはこちらが良い時に行かないとだめ。

日本はうまいものは金を払えばいつも出て当たり前なのだ。
金さえ払えばいつでも最高のサービスを手に入れて当たり前。
ミスが出たら徹底的にたたく。骨の髄までにわか悪代官が踏みつける。
金を払った消費者にはあきんどが全力で合わせる、それが日本でいう、よい商売だ。

だから今の日本の人々にグルメもいるんだろうが、旬の考えも知識もない。

生ポルチーニが食べたければ、仕入れの日に行って初物を出してくれるレストランを普段から
育てておくのだ。だから私のいくレストランではあちらのことを知っているオーナーがにやと笑う。

日本のミシュランもただの外人向けのガイドブックで、東京の人は東京しか行かないから東京版とでる。
はるばる大阪まで行かないし大体新幹線代にトンネル掘削料金が載っているので高すぎる。

日本の特殊事情が文化の違いを作っている。

日本にいるアメリカ人になぜ国家破産の危機がある日本に来たのか、と聞いたら
アメリカよりましだから、と言われた。
なぜかと聞くと、
アメリカはGM(遺伝子組み換え)が全盛で、あれを人も牛も豚も鳥も食べる。
あらゆるところに遺伝子組み換えの浸食が始まっているし
一番の理由は格差がひどすぎて、アメリカンドリームがもうなくなったから
治安も悪くなり、努力をする理由を失ったからだ

と言われた。彼は日本よりアメリカのほうが先に滅びると思っているようだ。

さて日本のネットで言われることと180度違う。

AVの偉い人はみんなグリーンカードとってマンハッタンで暮らすのが夢だったけれど?

アメリカにいって大成功?
アメリカは夢と希望でいっぱいの夢の国

彼(少なくとも彼の周りのアメリカの人々)にはゲラゲラゲラ ワライガトマンネエーヨ バカジャネーノ

と言われているわけだ。

異論はあると思うけれど、まあ私のスタンスは

外国データ=外国の現地の人間の懐に入り込んで現地の人間に溶け込み
生の忌憚ない意見とデータを知らなければいかなる評価も意味がない

をモットーにしている

なので業界の人から浮きまくるわけ。
なにしろ私の聞いた現地の人の現地の話と彼らの話すパラダイス銀河とはいつもいつも
まるきり話が違う。

そういうわけで私のところに訪ねてくる人が外国の話をしだしたら
余計なことを言って気を悪くされるとまずいので、あまり本気で聞かないようにしている。
ネットもしかり。


BSE問題でアメリカ産牛の輸入ができなかったとき、メキシコに迂回してメキシコ産を偽装して
入ってくる格安肉がある話があった。
生きているうちに連れていけばメキシコ産だからという。

馬鹿らしいとは思ったけど、フクイチの事故が起こって、
それが原因の産地迂回偽装をみて笑える人がいるだろうか?

小泉改革で地味に知られていないが、中国から農産物を入れたら関税が高いが、
冷凍食品に加工すれば関税が格安になるよう法改正された。
それが中国産冷凍食品の大量販売になり、弁当屋や定食屋なんかは
大体これになった。
ほかにもいろんな塩漬け野菜がめちゃくちゃな環境で入ってきている。
そこまで浸食し、毒ギョーザにまでなったのは検疫の人手不足が原因だという。

毒ギョーザと中国の反日デモで懲りたもんだから、国内に作ってみたものの
今度は低賃金でサイコパスに食材テロ(マルハニチロ)をされた。

それらのきしみ、歪み、不条理、不合理、食い違い、
おそらくすべて

24時間手に入る便利さ
できるだけ安く、便利に、好きなだけたくさん

を実現するために起きてきたことが原因なのだろう。

それらの実現は企業努力といわれるけど、血の海でのたうち回りながら
何度もとどめを刺される息のある牛や豚
いつ館ごと丸焼きにされるかわからない過密状態の鳥

これらの屍の上に成り立っていることを、唐揚げを食べると人間すぐ忘れてしまう。


ここはひとつ肉なしの日を国に設定してもらえるとありがたいのだが

実際肉食をやめるなんて原罪返しのようなことを人間社会が実現できるわけがないので

動物愛護的な映像はどうしても過激に、感情に訴える。

明らかにできないことをできると必死になっている人ほどイタイものはない。

人間は他人の意志を変えることはできない
だが自分の意志は変えられる

と私は思うので、別にみんなに動物愛護をやれというつもりはさらさらないのだが

身の回りで育てた牛や豚を殺して考えさせるとかいうヤカラが出てきたら

12-16歳の感情豊かな人々に食べるために生産するという心構えもなく
いきなりペット扱いさせたらそれは殺すのは嫌だろうと
確かに食えばおいしいが、これをさせられてショックで海外ではベジタリアンになる人もいる

このやり場のない感情は、いつでもたくさんおいしいものを安く食べられるを
するがために起こっているのだ

過ぎればかならずシステムのゆがみが出て、我々に帰ってくる
そうしないようにするにはどうすればよいか。

こう教えないといけないので心得てほしい。(実は回答は仏教にずっとあるのだけど)

上海の腐れ肉も根っこは大して変わらない。
ありがたがって格安で好きな時にうまうまと食べる人がいるから成り立っている。

これが我々に帰ってくる、食べ物に毒が混ざったがそれに気づかない、というのが一番怖い。

醜く太って牛や豚うりふたつの姿になり、腐った脂の臭いをまき散らしながら
血管が詰まって死んでいくのかもしれない。


今ベジをやっているので、すこし考える機会になった。
なれたら肉を食べたくなくなったのが面白い。
精液も白くなってきた。
炭水化物を減らしすぎなければ勃起もガンガンする。
(ボディビルダーレベルだとダメになるようだけど)


AV界にいると因果応報の実例をいやというほど目にするので(ほとんど怪談話に近い)
こういう知らない人から見たら宗教的な見方をするようになったのかもしれないが
やはり現場もDVDを安く売ろうとする風潮になると、仕事がどんどんおかしくなって、
ギスギスしてくる。
外注監督とかの環境のひどさはその軋みなんだろう。

これもAVバブルの時の身のただし方でかなり分かれ目の話があるんだけど、
全体的にはおのれの行いが帰ってきていると。

私も手術で目玉をほじくられる羽目になったし。

カルマや因果というのは、無視しようとすると周りに出てくるから恐ろしい。

こないだもえげつない商売していた人が死んでしまったし。

お疲れさんというより、こわっ、と思った。

いまのうちの制作体制もかなり無理してやっているけど、どうにも大幅縮小する気が起きないで
なんとかやっていけるだけ行こうというのは、この辺の怖さを身に染みて知っているから

来る人が調子に乗って当たり前と思われるといろんな人が迷惑するので、
たまにはきついのもいいかなと思うんですが


どの業界もそうだがAVの、メーカー、問屋、店舗、女優、男優、エキストラ、編集、DVD工場、営業
これらすべてが

自分の今立っている現場がなにを踏み台にしているかを全くもって意識していない。

むしろ相手は下で四つん這いになって当然だ、システムだからと思っている。

女優さんには来てくれて悪いけど今日も楽しんで帰ってくれるようにします

じゃなくて、来たんだから何でもやって当たり前だろと飲まず食わずで顔出しでウンコ食えや

男優も立って当たり前だろとか

制作が俺の都合に合わせて当然だろとか

メーカーの商材販路に融通してやっているんだから手間賃はもらって当然、あいさつ?冗談だろ?

問屋の商材返さず律儀においてやっているんだからこちらの勝手にやって当たり前、
問題が起きたとき?全部総取りだろいままで苦労してやってきてやったんだから。

お客さんの意見もさすがになくなったが、

女優が腐ったザーメン風呂一杯分泣きながら飲むのが見たいです

こんな意見聞くこと甚だしい。


お前他人事じゃなく自分で試してから言え


うちは全部の工程を内包するので本当にこういう各部門の意見の対立を見ることが多い。

ブログで我慢しても煽るような感じになるときがあるのはこういう
訳知り顔で当然のように他人を踏みつける人が多いから。

彼らが他の部門を敵視するにはそれなりの理由がある。

わからないではないけれど、
経済活動というのは原油や資源、モノが根っこであればそれらが減るし
命が根っこであればその扱いがおのれに跳ね返ってくる
労働力が根っこであればかならず利ザヤの軋みが帰ってくる。


いったい誰が血と汗と汚物にまみれて資源を掘るのか。


やりたい仕事ならともかく、人のできないとか、やりたくない仕事をする人が一番すごいはずで

それを野球選手のようにほめることはしなくていいけど、
週のうち一回ぐらい、すこしは感謝したっていいんじゃないかと。

金さえもらえばなんでもいいっすよ、という人がいるからかろうじて収まっているのが今だから

これから好景気が来て、そのあとそれがはじけるとき、この思想を持っている人、いない人が
将来大きな差になるんじゃないかと思えて仕方がない。

上海腐肉はまさにその実例をまた見せられた感じ。

ああ怖い。


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コメント

仏教の業ですか・・・仕方がないで済まして深く考えたこと無かったです

数年前に食肉偽装事件がありましたけど
安物を喜んで買う消費者も悪いってミートホープの社長の発言は正論で
色々なことに当て嵌まるし、AV業界もそうなのかなぁ?
 
自分は趣味で顔謝を撮影してます。女の子と機材で結構なお金が掛かりますけど
対価って物事で考えると本当に楽しいです。一発の射精の為に本当に努力するようになりました
他人から見たらくだらないかもしれませんが、趣味や体にお金を掛けるのは良い事だと・・・

地方にすんでるんで男優にはなれませんが、参加できる男優さんはめぐまれてるし
もうちょっと頑張ってほしいなぁ・・・  


投稿: まさ | 2014年7月24日 (木) 19時24分

ベジタリアンを試みると結構多くの人がこの原罪の概念に気づくみたいです。
やらない人はみんな「仕方ない、くーっ唐揚げとビール、ウメェ!」ですね。私もそうでしたから。
ベジタリアンって意外に太っている人いるんですよ。炭水化物を食べすぎてしまうから。


AVの安売りは事情が特殊すぎて誰も全貌を理解しえないのですが、卸値より安く販売することを
快感とする会社があるので、業界的にはすでに血管が詰まりまくった状態です。
一言でいうと、めちゃくちゃで収拾不能、になりました。


昔はまささんが撮ったVなんかを販売すると大変人気があって高額でも買ってくれるお客さんが
いたんですが、今はまず不可能ですね。
それぐらいひどい。マニアックがすたれてしまった。
うち外国のファンが結構多いので助かってますが、不正利用も多いのであまりのめりこんで月額会員に
行けないというのもあります。
もっと国際的なネットのセキュリティとか、著作権保護技術=規制が高まらないと上がっていかないでしょう。
クレジットカードのシステムも知ってるんですが、あれひどいですよ。ザルです。

ミートホープの社長もそうですが、彼らにも事情があると言いたいのでしょう。
つまり憎し憎しでやっても、それぞれ立場や事情があるので、逮捕されるまで治せない。

他人の事情説明されても赤の他人のいい訳で自分の考えを変える人なんて100%いないので、
やっぱり自分が考えを改めるしかない。
改められるうちに改めていれば、ミートホープはあそこまでひどいことにはならなかったでしょう。
自分の考えを改めず手遅れになったら怖いですよ、ということがどうも最近引っかかる事件がおおいですよ。
赤福なんかは手を打つのが早かったのでまだ続いてますね。

あれは法律の被害かもしれませんし・・・
アダルトもリアルから小説的な妄想を掻き立てるほうにシフトをしてて、うちもそうですから、
PSDみたいに本物をいくら使っても疑似と信じてもらえず、
売り上げが上がらなかったのをみて、本当に応えた。

本物をいくら謳っても、信じてもらえない。あ、そう、て感じ。
本物以上にインパクトのある疑似もできる、羊たちの沈黙のザーメンぶっかけのシーンのように、
思い入れをもっと使ったほうが、本物を押し出すよりも、もう効果的な時代になったんじゃないか。

何をやっても売れないなら、妄想的な作品で細々やっていったほうがいいかもしれない。
お客さんがいないなら、やる意味ないですよね。これ現実。
お客さんを向いて、精一杯の努力をして、精魂込めたサービスを追求した結果、
ミートホープだったり、外注に腐れ肉を混入されたりした。
それは企業努力の結果の一つには間違いない。


結局、私は会社や客が悪いというより、リテラシー(民度)の問題だと思うんです。
みんな人のせいにして悪者にして、自分は被害者だと大声で騒いでも、なにも解決しなくて、
結果波風立たないようにお互いに神経質に合わせた結果、こういう問題になったと。

食べ物はわかりやすい例だけど、ブラック企業とか、ゆとりとか、レイシズム問題、とか
根っこは結局相互無理解なんじゃないかと。

でもこの傾向、ITロボット化で特に末端労働者でひどいことに今後なっていくでしょう。
人間が信用できないから、ロボットにやらせると。
今はモザイクも半自動化されているので、どんどん進む。

「気づく」っていうのは今更ながら大事なことですよ。


よい顔射があったら投稿してください(笑

投稿: shiruou | 2014年7月26日 (土) 23時21分

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