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2008年3月 6日 (木)

安売王時代

AVメーカー、特にセルビデオメーカーと言うのは

最初期の段階ではマニアの皆さんご存知の

ハウスギルドさん、シャトルさん、エムズさんなど

高価格低生産でマニアユーザーに直売する

「エンド直売重視メーカー」が主流でした。

それは、そのとき

「5000円以上のエロビデオを買う顧客はレンタルショップ以外いない」

「レンタルショップに1万円で卸して数百回転させるシステムが磐石だった」

そのため

高価なエロビデオだけを販売する店舗など自殺行為

という概念が支配的でセルビデオそのものを買い取ってくれるショップがなかった

ために

自社で直接顧客を開拓し、販売する必要があった

結果として生まれたシステムです。

流通面で言えば殆どのお店が

「客がいない」といって卸させてくれないのだから

自分でお客を探して売って見せてやる

結果「これだけの固定ファンの支持を当社は持っている。売れますよ。卸してみませんか」

とショップに見せねばならない

好きでやっているメーカー、というよりも、そういうメーカーしか存在できなかった。

VHSビデオが少ロット生産に向いていたというのも一因です。

その傾向が変わるのがビデオ安売り王騒動です。

ある日突然、全国に数千円する高価なセルビデオ販売の

専門ショップが数十数百店舗と溢れかえったのです。

これを日ビ(日本ビデオなんちゃら)騒動と言います。

なぜなら安売り王グループ自体がしばらくして破綻してしまったからです。

グループは破綻しても、ショップさんは残ったわけですから

生活のためには商売を、商売のためには商品を仕入れなければならない、

しかし流通もメーカーもレンタルに特化していたために少なすぎて

棚ががら空きになってしまう。

海賊版でもいいから置いてしまえ

それで、海賊版撲滅戦争が勃発します

海賊版が一掃された後、棚がまた空いてしまうのですが、

この空いた棚の仕入れ商材として、セルビデオの流通重視メーカーが

誕生したと汁王さんは考えています。

棚はすぐいっぱいになったのですが、利益率が高く、開店資金が

少なくてすむセルビデオショップは、増えて行きます。

それでも2001年ごろにはいっぱいになりました。

1996年から5年ほどでいっぱいになり、ミルキーキャットのような

新興マニアメーカーが注目されるようになります。

002 003 004 005

制服マニア アールさん提供の制服を使用したmc-05

大ヒットしました。

アールさんにはマスターから直接落としたS-VHSバージョンを進呈しました

一本きりです。制服まだありますよ。大事に使ってます。

01  MC-05のシナリオ。このときまでは確か

ワープロを使用していました。なのでこれはコピーです。

撮影日は2000年3月ですね。

秋元レナさん、風のうわさによると今はレンジローバーを乗りまわす

ハイソな方らしいです。

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