なぜザーメンものは消えたか
やはりだめでした。
こういうことが起こるんですよ。ゲルニカさん(笑
HFD-01 女子校生鼻フック奴隷360 春妃いぶき
お客様からのリクエストのもっとも多かった鼻フックものです。
汁王さんの考えていた
「やめてくれという人はそもそも購入しないで一時の感情か、
掲示板で聞きかじった不特定の感情を元に要求をしている」
ことが裏付けられますかねえ。
ネットの意見というのは顔が見えないので、ガセとマジの比率按分が激しく、
勢いのまま引っ張られるとジャンルそのものが廃れてしまいます。
そのお話でも。
ザーメンものに限らず、廃れてしまったものがあります。
スカトロやごっくんものなど、AVとしては成立しないような
極度に変態的なものが、廉価で、かつ非常識なほど大量に、リリースされるのが
終了しただけです。予算がかけられなくなった。
昔も言いましたが、こういうことは、あってはなりません。
うちは売れているわけでも巨大メーカーでもなく、
自分が見たい昔ながらのマニアものを小さく売っているだけです。なぜか。
変態ものは、メジャーにしてはいけないのです。
安くするとたくさん売らなければいけないからです。
コンビニの成人誌のように女子供の目に入るような売り方をしなければいけなくなります。
それは、行政を敵に回してしまいます。ビニールで包むとか。
売れたとしても超マニアから、ライトなマニア予備軍まで
要求は細分化されていきます。
世代も広がる。20の大学生から50の古参まで、同じツボの筈がない
マニアであったとしてもどう作ればいいかわからなくなります。
いわんやマニアでなければ身勝手な意見に振り回されたり、
映像としてどうなるかもわからないまま撮影を強行して、女優を傷つけたりします
うちの情報技術部の主任(元エムズNo2.5)いわく
「最後は殺せ!殺せ!の大合唱」
さすが、よくわかっている。
そんなものを誰でもいつでもどこででも、手に入れることができる状態が、
ザーメンバブルやスカバブルでした。
極端なハードは、猛スピードで飽きを加速します。
市場を荒廃させ、利益率を下げてしまう。
その意見は「書き込みやリクエストの多い、大多数を占めているように見える」
一部の人のだからです。
ほとんどのマニアものはこのようにして廃れました。
メーカーがお客さんを勘違いさせ、
勘違いしたお客さんがメーカーをさらに勘違いさせたスパイラル。
やがて、すべてが不毛と化す。
残されたマニアは、上がってしまったレベルを落とせず、
といって見たいものもなく、怨嗟の声をネットで上げ続ける。
2006年でしたかNEWSWEEKの表紙、マスコミの主役は読者(発信者)
でしたが、無差別身勝手な意見に振り回されるとどちらも自滅します。
今後は、
廉価大量販売メーカー+ライトなユーザー(いつでもどこでも手軽に安いコンビニDVD)
と、
昔ながらの変態もの手作りメーカー(通販、手売り専門DVD)
の二つに分化していくかもしれません。
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