汁男優の起源
なかなかデリケートなタイトルですが(笑
最近若い人と話をしたり、テレビでグッドウィルの話題を見たりして思うのは、
「日雇い派遣って汁男優より過酷じゃん!」ということでした。
もともと汁男優というのは存在しなかったわけですが、
今では半差別用語?のようなこの言葉をはじめて聞いたのはミルキーショップエムズで、
「そのとき銭がね~からよ~、みよしさんとこで汁男優やってたんだよぉ~」
という、松本氏の言葉が最初でした。96年ごろ。
ラッシャーみよしさんが起源という話を聞いたのですが、
松本和彦さんという人は言い回しがとっても面白い人なので、
松本氏が起源かなあとずっと思っていました。
96年ころはインターネットもないし、パソコンといえばマックを100万とか、
200万とか出してフォトショップ1.0なんかでしこしこネガ写真をスキャンしていた
時代でした。ええ、携帯電話もありませんでした。超高級品。
あっても電波が入らない。
ほとんどの連絡は電話かポケベル。
AV男優になるには、映像関係からAD見習いになるか、
自分で制作会社に電話を掛け捲って、サバイバルするしかなかった時代です。
コネがないと絶対になれなかった時代。勃起せず失敗すれば即、クビ。
その時代を実力で勝ち抜いてきたのがチョコさんや田淵先輩です。
レンタルビデオの男優になるわけですから、花形職業です。
ギャラも高いし、儲かります。
だから、男優も素人においしい話を振るわけがないし、
そういう働き口は見せない、厳しい、の大変に狭き門だったわけです。
演技して、大勢の知らない殺気立ったスタッフの見ている前でチンコ立てて、
煌々とした照明の中でまないたショーをするわけです。
演技が下手だと、クビ。
絡みがきれいにカメラに撮れないと、クビ。
チンコがたたないと、クビ。
発射ができなければ、クビ。
擬似発射もうまくできなければ、即刻クビ。
これはね、練習なしにプロ野球のテストで一発レギュラー目指すようなもので、
コネがあってお情けの敗者復活がなけりゃ、だめなわけです。
目指した男性の99%が、落ちます。
この状況が、からみがなくても成立する、「セルビデオ」
という商材の勃興とともに変わってきます。
この話をするとこの業界のスタッフのほとんど100%から馬鹿にされるわけですが、
シャトルさんやエムズさんが発射だけの男優を必要とした
発射だけで絡みがない作品が、年間数十億という
大変な売り上げを掘り起こした。
この事実があります。
その後の日ビ制作スタイルは、いまはセルの主流ですが、所詮レンタルの延長です。
いわゆる高額マニア商品で典型的な「インディーズ」を
体現したメーカーはこの二社でしょう。
その当時でも男優募集はエロ雑誌広告。三行広告。
一般素人が男優になる窓口となったのも、この二社でした。
窓口は、ギャルズシャワー、三行広告。
これは幸福とともに悲劇の始まりでもあったのです。
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コメント
それをブチ壊したのがSXDですか?
それともがなXさんですか?w
投稿: hanawa | 2008年7月22日 (火) 20時15分
何をぶち壊したか言っている意味が
よくわからないのですが、
SODさんはその当時日ビでしたので、
もっと大きな売り上げを掘り起こしたとはいえます。
スタッフからよく馬鹿にされるといわれるのは、
その安売り王系列の売り上げが何十ではなく何百億
だったからです。
シャトルなんざ鼻くそ程度だろ、と。
しかしながらシャトルさんやエムズさんは殆ど
借金をせずに作った売り上げであったことを考える方は
殆どおられません。
ですから、それは外注をつかわず、外部スタッフに
利益分与しなかったがために起こったそねみが
半分入っていると思います。
思うに、SODのようにもっと外部スタッフを
使っていればそうはならなかったと。
しかしろくに借金もせず何十億も稼いでしまったら、
それ以上なにを求めるというのでしょうか?
だれでも満足しきってしまうでしょう。
そこに他メーカーの付け入るスキがありました。
もっとも、シャトルさんなんかはさっさと見限って
VSIC立ち上げに走ったり、まったく別の業種に
乗換えをはかったようですが。
この辺の変わり身の速さは
松本さんも共通していますね。
完全な実利主義。
がなりさんがSODを受け継いだとき、安売り王の
詐欺騒動や作品の赤字もあり、5億の借金が
あったといいいますが、
さらに借金をした経営でそれを3年ほどで
完済したそうです。
それが2000年ごろのSOD全盛期の時代です。
がなりさんとは面識はありませんが、
利益についての認識が違うと思います。
ただ、日ビから始まったセルメーカーは
いまだにほとんどがAVの世界でがんばっています。
よしあしはともかく、その辺が大きな違いだと思います。
投稿: 汁王 | 2008年7月22日 (火) 22時15分