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2008年8月27日 (水)

委託の弱点

前回買い取りショップさんが悪いかのような印象を与えてしまったかもしれないですが

実は以前、VHSが隆盛の頃はまったく正反対の状況でした。

つまり委託は悪という評判が多かった。

これは書店の返本儲け
委託返品は逆流在庫となって瞬殺で税金倒産の可能性がある

主にこの二点から偏見をもたれていたのです。

VHSが帰ってきてしまうと工場がないと処理できなかったので

これがDVDになり、状況は一変します。

DVDは10や100で作れたVHSと違い、初版1000枚単位で生産されます。
最初に1000枚の在庫が自動的に発生してしまうわけで、
売れても売れなくてもショップに並べないと在庫になって税金倒産してしまう。
それぐらいだったら選択の余地なくタダでもお店に並べた方が広告になる。

とはいえ誰でもタダで仕入れるわけには行きませんし
たくさんお話できない部分がありますが

簡単にいうとコレが委託の最大のメリットです

こんなことはプロはみんな知っているので、
デメリットについてお話しましょう。大きく三つ。

商品がお店にあふれて圧縮陳列になってしまう

仕入れが楽すぎるため、店員が商品のことをわからなくなってしまい
商品の効果的な販売を出来なくなってしまう

その結果、メーカーに棚を支配されるがごとく、わからないまま
棚を構成されてしまい、どの店も同じ商品が並んでしまう

田舎のお店でよくありますが、問屋さんの棚、とか、
メーカーの棚、とか仕入れの都合順に並んでいるために、
お客さんがSMものを欲しくても店内をくまなく探さなければいけない。
ジャンルわけをしようとしても、システム上商品管理が出来ないので、
ジャンル棚が出来ない。

お客さんにはなんだかわからない名前の棚が出現してしまう。

せめてレンタルビデオや書店並みの分け方が必要だと思いますが、
「ポルノショップ」という肩身の狭い業種であるゆえ、それが出来ていない

最悪なのは店員さんや店長さんに以前ほどAVの知識がなくなってしまい、
こだわりの棚とか作れない、どころか、
DMCシリーズがいろんな棚に分散しておかれてしまったり
ぶっかけ、SM、フェチが一緒くたに置かれてしまったり。

これでは陳列棚というより、ただの倉庫です。

これでは売れるメーカーを売るのか、売りたい商品を売るのか、
よくわからない気がします。

自分が儲けたいのか、言われるがまま儲けられたいのか

委託だとそういう違いがやはり出てしまいますね。

語弊がありますが、こういう場合のお店はお客さんに対して

水先案内をするような役目があり、

メーカーや問屋から届いた商品を、その地域のお客さんの目線にあうように
紹介してもらわないと、ほうっておいても売れる商品以外は出て行かない

AVはメーカーや女優によって販促に大きな違いがあり、
お客さんは広告されたものはよくご存知ですから、
ほうっておいても売れるものはどんなお店でも売れてしまう。
どころか、メーカーや問屋は売れるお店には徹底した重視戦略や
大量仕入れ戦略をとってきますので、
10枚平置きで女優さんがサイン会にきたりすると、やはりメーカーの
販売戦略に乗るという受動的な売り方しか出来ない。

お店は何を売るべきか勉強するという点は、委託のほうがより
重要になってくると思います。(主観が発生するのでやはり困難ですが)

現実の販売というのはとても難しく、立地や環境も大きな要素になりますが、

仕入れ方法によって変わってくるのはこの点ではなかろうかと思います。

従いましてミルキーでは、通販部で無店舗販売を選択しています。
創立時からエムズ型のような一点専門店主義は行き詰るように思ったからですが

マンションエロショップのように一坪専門店や喫茶店というのも、
状況が許せば面白いかな、と思うわけです。

高円寺にザーメン屋でも開こうか、とんこつラーメン屋の隣に(爆

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