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2009年3月30日 (月)

AV業界の「押し紙」問題

珍しいものを見つけました
見られた方も多いかも
「新聞社の押し紙問題」

これはCDなんかもそうなんですが、
会計の抜け穴に問題があるといってもいいのかも
DVDにも最近この問題が起きています。
おかしいと思いませんか?
売り上げが10億、50億、100億、200億と
とんとん拍子に増えていくこの業界。
一社でもそんな売り上げがありますが、
これだと独占状態。
以前言われていたのが、
「日本のポルノDVD市場の規模は世界一
世界中で一社100億も売り上げがあるポルノはまず無い」
ということでした。

それは、AVにも「押し商材」「押しサンプル」があるからです。

ミルキーキャットという会社がありまして、
この会社が販売店に直接商品を販売するのが単純な構図
ミルキーキャットがミルキーキャットデリバーという問屋を作って、
そこに商品を卸すとします。
ミルキーキャットデリバーが全国のショップに小売をします。
新聞の場合、新聞社が全国の販売店に一山単位で
新聞を流して「後は勝手に売れや、返品御免」で販売店が
在庫の山に埋もれて死んでしまうのが問題なのですが

DVDの場合、ショップは関係ない。
ミルキーキャットが3万枚のDVDを作り、
ミルキーキャットデリバーに卸値1000円で出荷した時点で
普通卸となるはずが
「売り上げ」計上できてしまう。
ここで、ミルキーキャットというメーカーは
3千万の売り上げが立ちますが、
それはあくまで自社の商品を自社グループ内で
流し合いしているだけなので
普通は、「問屋取り扱い金額」として計上されなければいけないのです。

ところが、これが会計法では売り上げとしてもよいらしいのです。

仮にミルキーキャットデリバーが手形発行して
3千万で買い取って、これを手数料を取って1500円で
全部売り切れば、4500万ですから1500万の利益が出ますが、
ここからはよくある話です。

「全部買い取った商品を一枚のもれも破損も売れ残りも出さず、
全部完売御礼を出せるのか?」

答えは不可能です。

全国のお店が2000店もあればいいほうなのに、
そこに1店舗あたり15枚売り切る計算になります。
犯罪か、芸能人がガチンコFUCKでもしない限りそんな大ヒットは
なかなか出ません。

ましてや、月300タイトルの新作全部そのスコアを出すことなんて、
一生全部ホールインワンかイーグルを決めろといわれるようなもので、
不可能です。

必ず「実売」「売れ残り」が発生します。

汁王さんは実売主義なので、
委託をやる場合、

在庫掃売率(売れ残り発生率)
実売売上(毎月の店舗売上)

この二点でしか商品を判断しません。
この二点の単純化で図れない売り上げや販売方法を出す
販売方式はすべて信用しません。
それは「売れ残り発生率」を隠している可能性があるからです。

この二つに明確な数字が無ければ、
「販売したDVDすべてが返品になる可能性もある」
とみなされるからです。

で、話が戻りますが、
ミルキーキャットデリバーが3千万で仕入れた3万枚の商品を発売して
1万枚売れたら1500万です。
2万枚売れたら3000万。これでトントン。
75%は売らないと、借金で税金が払えません。

2万枚売れるAVは今あるんでしょうか?
3万枚出荷するDVDはあるかもしれません。
25000枚作って、リピート注文で5000枚入れば、3万枚の
売り上げになってしまう。

それでも売り上げ5000枚が実売ではないでしょうか?
実際1000枚売れるかどうかという商品が現在ほとんどです。

そんななか1万、3万、5万枚売り上げた、
100億、200億の規模がある。
市場規模は10兆円、100兆円だ
どう考えてもおかしい
やはり、押し紙と同じ問題が存在するのです。
3万枚、5万枚・・・それが出荷換算だったら?
10億、100億・・・それが売り上げで無く、取り扱い額だったら?
偽装といわれても仕方がない。

新聞雑誌は広告を引くために、この方法で公称部数を水増しします。
ジャン○600万部も、もしかしたらそうだったのかも

でもポルノDVDでそんなことをやって、何の意味があるのか?
普通の会社は上場とか、借り入れ金を増やすとかが目的です。

しかし東証一部は会計検査が厳しくなり、
銀行は貸しません
借りてもこんな市場規模で、規制ばかりの先の無い
業界に、なぜ投資するのか?

海外に移転して配信でもするなら別ですが、会社として
営業するならそんなおおっぴらにやるのも変ですよ。
成功すればするほど、「無修正配信で成功した」なんて、
誰にもいえないから肩身が狭くなるばかりです。

そこが、知恵の浅い汁王さんにはよくわからない部分なのですが
実売金額は、「真水」みたいなものです。
取扱額を増やして大きく見せる手法はあらゆるところで見られます。
しかし、ミルキーはお客さんと直接対話しつつ仕事をしているので、
真水でしか経営を判断しません。
借り入れ、水増し、取り扱い数、店舗数、
すべて変な水増しやギミックの無いように常に注意を払っています。
だから3万枚も作ったりはしないですよ(笑

今回の75兆円規模の経済対策も、真水は3兆円くらいで、
ほとんどは水増しといわれています。
3千万のローンを組むのがせいぜいなのに、
6千万円でローン減税とか、

真水部分の高速1000円も天下り団体が少しずつ回収する構図とか、
12000円の給付金も海外旅行に行かなければ、
もれなく5%は消費税で回収されます。

みんなが海外旅行に行けば、もうかった海外旅行会社から
法人税で回収されます。
結局税で回収するなら、最初から減税しろという話なのですが、
そんなバカでもわかることをかたくななまでに拒否する政治政策
その辺が不信を招いています。
これは政治家じゃなく官僚の問題なんでしょうか?

結局、ギミックで水増しすると、信頼が無くなっていく

だからこの問題は、新聞に限らずわれわれの
身の回りすべてで常に多かれ少なかれ
おきているので、注意して商品やサービスを
選ぶべきだと思うのです。

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