牛歩景気
総合経済対策緊急融資という長ったらしい名前の
紙が舞い込んできた
信用保証協会とのやり取りがいやなので使う気なんか
さらさらないのだが
いわゆる0.5%くらいの利子が3年間0というやつです。
信用保証協会に保証料を支払わないといけないので、
なんか保証協会が儲かるだけのようにも思う。
この融資枠は全体でウン兆円かあるんでしょう。
コレを経済対策ウン兆円というわけですが
実際国は0.5%の実際に信用保証協会の
認可が下りた分だけを支払う。
上限の500万ならたったの25000円、
月当たり695円ぽっちが国の負担。
あとは銀行が信用調査をして気に入ったところだけに
貸しなさい、というわけだ。
(銀行に国債引き受けで国が負担した現金があるはずだ、
という言い分だが、なんで銀行の貸付を通して企業に
だけしか現金を渡さないのか謎。銀行に返済で逆戻りして
消費に回らないでしょう)
信用保証協会に20万くらい取られるし。
業績の悪い会社だけが対象なので、つぶれて
不良債権になる可能性が高い。
そんなこんなで誰も借りないらしく、銀行の人が
駆けずり回っている。
仰々しい名前の割りにぜんぜん国は支払わない。
しかも金利の支払先は銀行と来ている。
肝心の企業には借金しかのこらないということです。
国と銀行と保証協会が結託して企業に貸し付けて
なにか甘い汁を吸おうとしてると誤解されても仕方ない。
掛け声だけでかい感じだ
高速1000円も、定額給付金も、一割とかは巧妙に
国に回収されているから誰も信用してない。
そのわりにFXレバ規制
投資しろという割りに金取規制を強化して銀行に
預け入れ金額の?%までしか投資商品を売らせない。
今度は貸金業も規制して、だれも借りれなくしようとしているらしい。
で、税金や年金、保険金は値上げの連続になる予定。
しかも3年後には消費税爆上げすると脅し続けている。
ソーリがやめても言ってしまったので役所は計算して
消費税を何%で帳尻合わせるか、すでに予算の作成に
入っているらしい。
そのときお金が無ければ10%でも取れるとなれば、
今お金を使い切ればいい。だから経済対策で無理やりカネを
使ってしまおうとしている。
こっちはもう不安だらけですよ。政府がこれだけ信用できないとは。
こんなことで消費できるほどノー天気になれないと思うのだが。
かようにブレーキを思いっきり踏んだままアクセルを
全開にしているので、国が壊れながら
牛歩のようにしか景気がよくならない。
日経平均は50兆の年金資金で支援買いに入っているようなので、
いくら円高が進んでも8500円を割るようなことはないであろう。
でもこの買った株、売るんだろうか?
2007年にテロ危機のときの買い入れ株を売ったら、
株式市場そのものがあがらなくなって、大暴落してしまった。
なんつーか巨大な岩盤が上値を抑えたというか。
三井住友銀行の120万鉄板とか
国際帝石の売りがそんな感じ。
減税して、企業の景況感を上げた方が
素直に買いにつながると思うのだが
銀行の人とも、消費税を安くしろというお話に。
1000万以上は問答無用で無条件に取っていくのだから、
景気が悪くなるとみんな現金不足で死んでしまう。
特別会計と消費税が悪いようなので、これは間接税不況でしょう
まあ10月の期待感で日本株は買われるから、
一部大型はそんなに損はしないと思います。
もうひとつ、お金は税金の安いところに流れる。
前回は消費税免税がある派遣業、輸出業でした。
さて今回は?
| 固定リンク
「経営、税金 Company」カテゴリの記事
- スタッフ募集のお知らせ2020版(2020.08.26)
- Price Change by Tax issue消費税10%価格について(2019.09.25)
- つなぎ融資成功(2016.08.04)
- 業界のクリエイター三種。しかし法の前に皆無力(2016.04.24)
- 火事場泥棒(2016.04.21)
コメント