だから言ったろ消費税
消費税を上げる、とか騒ぐもんだから
とたんに日経平均が下がっている。
やっぱあげません。といえばあがる。
もうすぐ選挙だからやっぱりやめます、というでしょう。
またちょっとあがる。
6月は選挙前ともしかしたら退陣で、あがるんではないかと思いますが。
増税話はしただけで売り、減税はうわさで買い。このパターンがここ二年間続いている。
規制強化だと売り。規制緩和だと買い。
規制が強化されてあがるのは売り禁の時だけ。
これを見て何も思わないのでしょうかね。
もう増税限界ですよと。
国家予算もケツカッチンですが、もうこれ以上取れないと
民間も市場も判断したのに、国債を乱発するのはどうかという話になってくる。
それでも麻薬国債に頼らざるを得ないから、
この前提で話をすると、郵貯のお金を使うしかないという結論になります。
そこで限度額引き上げをしたので、あと4年は持ちそうです。
でもその間に増税の話を出したら、瞬間的にマーケットが冷え込みます。
これはもう詰みの状態に等しいと思うんですが、
誰かこの状況を解決できる人はいるんでしょうか?
4年以内に日本国内完全自給方式の無限エネルギーか
TWR型クリーン原発を作って新世代の石油王に
ならないと無理だと思いますが、やはり経営をやった人じゃないと
こういうことは考え付かないでしょうね。
うちのじいさまはレンガOBなので、こういう話をすると民間側の
私は怒られてしまいますが。
とりあえずシミュレーションで、国債を乱発できなかったときのことを考えましょう。
ゆうちょも銀行も買えなくなったという前提で。
買えないと、長期金利が上がるので、利払いができなくなります。
利払いが高すぎてできないということは、未償還ということで、いわゆるデフォルトです。
でも国内金融機関は売りをしないので、そのまま塩漬けになると思います。
つまり紙切れになるということですが、国債買い入れの担保は預金ですから
これが帰ってこないと勘違いして、取り付け騒ぎが起こるかもしれない。
そうなると預金封鎖の可能性が出てきますが、あくまで紙のお金だから、
払い出し停止なんてことはしない。
表向き、日銀が紙切れを引き受けたりして粛々と国債は償還されていくと思います
問題はこの後で、公共サービスが軒並み停止か、高騰すると思うのです。
電気水道ガスが上がるか、医療機関が停止していくか。
補助金の類も滞るので、補助金頼みの業界は倒産が続くかもしれません。
税収はさらに今の半分になってしまいかねませんが
公共サービスや銀行業のサービスがだんだんととまっていって、
気づいたら国民健康保険でも年間130万ぐらいになっていたとか、
そうなると怖いですね。
今でも国保は年収600万で50万近いですから。
社会保険にすると、100万ですね。会社が50万払っている。
要するに本来給料でもらうはずだった50万を会社が払って、
さらに給料から50万天引きしているわけ。
そこに源泉徴収、消費税、酒税、自動車税、各種保険と年金がどかっとかかったら、
これは生きていけませんよ。
国保をあげないようにするには、診療報酬を減らして患者から取るのが
簡単なので、風邪やら傷やら簡単なものはびっくりするぐら高くなるかもしれないし、
自己負担率はガンや透析とか問題になるもの以外は、50%ぐらいになるかもしれない。
救急車消防車もいずれ有料になるでしょう。
都内で救急騒音公害に悩む私としては、これはしてもらいたいところですが。
税収が足りないから全員から等しく取ろうなんていいますが、
実のところ自営業や個人事業から取れなかったのは、
取れなかったのではなくて、取っても経費の分だけ無駄だから
放置されていたような感じで、いまさら急に消費税を上げても
おそらくもくろみは外れて惨憺たる結果になるように思います。
もう国家運営資金が足りない。だからみんなお金がないのでは。
要するにみんなに今までどおりのサービスを配るために、サービス以上に
吸いあげて、不景気にしている、と。
さて、そうなると、病院通いというのができなくなる可能性が高い。
外食、ジャンクを控え、アレルギーをなくすようしないといけない。
歯は早いうちに直しておこう。
農薬を減らした作物を手に入れるには普段から農家の人とも仲良くなっていなければ
(自家用は農薬少なかったりします)
円安になってしまうと酒がなくなるので、ワインを買っておこうか。
先日近所の公園の公衆トイレに災害用のトイレ管が増設された
公衆トイレの外に、27個ものふたが整然と並び、災害時には
そこにダンボールを立ててトイレにできるらしい。
ご丁寧にポンプつきの井戸まで掘ってあった。
大雨で洪水にならないように野球場やテニスコートは深堀して用水池になっている。
なんという念の入った取り組みかと、とても感心しました。
しかしよくよく考えてみると、地震っていつ来るのかわからない。
はっきりいって、地震よりもこっちの資産サバイバルのほうが
よほど現実味があるのでは。
この仮設トイレを作るために税金を払ってきた人が、
雇い主や本人が税金払えなくてホームレスになったり、首になったりした
経済避難民のために開放されるのは、本末転倒のように思い、いいのか
悪いのかわからなくなってきました。
こういうのを構造問題というのでしょう。
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