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2013年6月17日 (月)

パリ撮影

ネット接続が不安定で何もやってないですが、
珍しいことなので一応ご報告。

ミルキー初のヨーロッパオフぶっかけ撮影会はなんとか、まさに薄氷を踏む思いで終了しました。

結果はオーライですが、とにもかくにも一時間ごとにアクシデントが発生してその都度解決するという
体になりました。

無理なスケジュールの中駆けつけてくださったまりかさんはじめ、
ご迷惑をかけた皆さんに感謝しています。

5月のスケジュールからイベントの進行も含め、思わぬアクシデントが毎日のように発生して
路線変更がさまざまおこり、そもそも別の仕事がめちゃくちゃで時間がなかったのですが、
イベントは決めていた。

最初はフランスの女優さんでやろうと思い、
調整を頼んだフランス人がいたのですが、どうも頼りなくて、
なんども打ち合わせしたんですが、女優と話す段になってNGがでる。
どうもネットワークそのものが細い(つまり馬鹿)ようで、渡航前にもうやめて、
ハンガリーにたまたまいたまりかさんに頼んだほうが間違いない、と
交渉をはじめ、それもすったもんだの挙句、段取りがついたのが飛行機に乗る前の日。

欧州のAVのしきたりとかおまえらルールとかいちいち知らんがな、の連続で。

成田で待っていたら、いきなりメールがきて、同様に飛行機にこれから乗るというフランス人から
スタジオが使えなくなった、と。
もうどたまに来て急きょ現地のもう一人の友人にスタジオの調整を頼み、
神頼みで飛行機に乗るという有様です。

なにしろ欧州現地の制作会社など知るはずもなく、すべてのネットワークをゼロから
構築しなければならない。
それも誰も知り合いはいないし誰もやったことがないので、すべて
私一人、英語とフランス語を駆使してやらなければならない。
それこそ機材の選択からまりかさんの飛行機のチケットまですべて自分で最初から
調べて、決めるのを、大体5日くらいで行わなければいけなかった。

ブタペスト>パリの往復チケットで2日FIXなんてまず見たことも取ったこともないわけで。
あちらのLCCも初めてとった。

正直、制作からしたら非常識なことばかりやる羽目になって、困りました。

幸いなことについてから、スタジオの都合は付き、なんとかできることにはなったが
頼んでいた照明が使えないという。つまり存在しない。
これは織り込み済みで、現地の日の入りは夜9時なので
地明かりでいけるということで、
まりかさんまちとなった。

今度はまりかさんが空港に着いたら電車が事故で動いていない。

本人独自でタクシーに変更して、着いたところがはるか遠くの別の場所。
私が飛行機に乗っている間にスタジオが変わった連絡ができてなく、正反対の場所にある
遠くのスタジオまで行ってしまった。

迎えのドライバーを手配して当然だ、と言われても仕方がない。
5日間でHISなみの体制を作るのはさすがに無理だったので謝るしかない。

これをピックアップして、スタジオについて3時間押し。

ところが今度はhotvideo.comというフランスのビデオザワールドみたいな
大きい雑誌の取材が急きょ来た。

本当に撮影の前の日にいきなり来たので何がなにやらわからない。
あとでまりかさん経由で申込みがあったようだということを知るのだけど、

どっちでもいいからなんでもこいや、とやけくそ気味に全部受入れ。

この時点で己の予定はすべて崩壊しており、コントロールをあきらめます。
与えられた条件だけで、最高のものを作るしかない。
まさにアイアンシェフ。

メンツはそろった。

予定の3時間押しの18時スタート

照明なし。

日の入りのタイムリミットは21:00、すべての撮影を段取り再構築しながら
3時間で終わらせないとならない。
からみと取材、ぶっかけミーティングで駆けつけてくれたファンと男優を
きっちり楽しませ、また仕事を隙間なくやってもらい、

取材にたるミルキースタイルを演出する。これだけに集中。

ということで、

照明のない中で、撮っていたら、向こうの人が結構あちこちで話をするもんで
もう取材陣も入れて、BGM、BGVにし、オフ会の雑談形式でおこなってもいいかと思えてきた。

結果的には必要なものはすべて撮れて、あとは女優さんが無事に帰れればOKということに
なりました。

結果はオーライでしたが、とにかく満身創痍で成し遂げたという感が強く、
つないでみないとわかりませんが、撮れるべきものは撮れているでしょう。
Vカメとスチールを同時にやってかなり疲れましたが。

運がよかったのは致命的な事故がなかったこと、
撮影を終えた翌日から雨だったということです。

hotovideoのほうは恥ずかしいので見てませんがどうなったのやら。


二回目は無理なんじゃないか、と思いますが
好評ならなんとかやってしまうかもしれない。

からみの部分は別編集で向こうの人が使うと言っているので
どこかで見れると思います。

うちのはモザイクつけて、HFD-06 番外編として公開します。

文化の違いが大変大きかったけれど、向こうの社会にすこし入れたかも。

まずは実行すること、と思いやってみましたが、監督が一人で何の知己もなく乗り込んで、
現地語でやり取りし、現地会社が用意したお仕着せの調整をすることなく、
すべてのネットワークを構築して、現地の人と協力して
パリでAVを撮ったのは、たぶんうちが初めてです。
(普通はホテルの部屋を借りて日本から行ったスタッフや男優が絡む箱庭式で物価の安い東欧どまり)

ミルキーキャットは意外と認知度が高かったのでやりやすかった。
ついでに取材もしてもらったのですこしは売り上げに反映されるといいのだけど(笑)

段取りが狂いすぎて制作にかかわった人たちからは、すごいどころか二度とこねーと
さんざんの評価であろうことなので、
できたものでなんとか取り返すことにします。

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