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2013年10月15日 (火)

10月17日アメリカデフォルト?

なんていううわさが出ていますね。

ちょっと困った問題が起こるのは間違いないでしょうけど、
いったいどういう問題かよくわからない。

デフォルトはしないはずなんですが、一部デフォルトとかわけのわからない結果で
みんなが振り回されるような感じになるのではないかと。

いずれにせよまだまだアメリカの借金の余裕はあるように思われます。


昔双子の赤字、というレーガノミックスの負の遺産があって、
レーガンの軍拡と公共事業で景気はよくなったけど世界一の借金を作ってしまった。

これはよく知られている。

この借金が、1990年ごろいつのまにやら雲散霧消するという奇跡が起こります。

正確に言うと湾岸戦争で新たな借金を作るので、1997年まで待たなければいけないのですが。

いまだかつて見たこともない巨大な赤字をどうやって消したのか?

学校でよく言われるのが
1985のプラザ合意で円高にもって行き、米国債の減価をして日本により多く買わせた
(280円から140円の円高で買い付け量は倍に)
ついでに貿易赤字(双子の赤字の一方)を円高で半額に
だけですが、

対日貿易赤字が完全になくなったわけではない。
でもほとんど雲散霧消してしまった。

意地悪な考え方をすれば、さらに第三の手で日本のバブルをアメリカに持ってこさせ、
アメリカの資産を散々買わせた上で日本のバブル崩壊させ下がったところを買い戻す、という
高等な技も考えられるのですが陰謀論になるのでちょっと端に置く


実は当時奥の手で、赤字の分だけ通貨を発行しまくった。
そのかなり多くを国債にも買えて、日本に売ったと。

今やってる、金融緩和というのをはじめてやったわけです。
これは大学教授がちょっと言うくらいであまりかしましく言われない。
あまり世間体のいい解決策でなくて、それをいうと
(ではなぜ日本は借金の額だけ刷らないのですか?と聞かれてしまうから)

その後、副作用で日本で資産バブルが起こり、破綻した後世界が不景気になる。
湾岸戦争の後の借金を消そうとまたクリントンがやらかします。

1997年、いわゆる76円台の超円高。
アジア通貨危機というやつです。

このときも金融緩和で、橋本総理が困ってました。
消費税を上げたのもこのとき。
日本も不景気で、赤字国債体質になっていたのに、追い金で米国債を買うと。
それで、クリントンのときはとうとうアメリカは黒字になりました。

軍縮でたくさん軍事技術が市井に流れたのもこのころ、金やメタル、原材料は暴落。
ジェフローランドはこの落とし子です。

ところが現金が大量に余ったもので(国が黒字になるとこういう副作用が出るとみんなはじめて知った)

ヘッジファンドがアジア通貨危機に乗ってめちゃくちゃした結果、ロシアが崩壊して
LTCMが破綻して、プチ恐慌が起こってしまった。

こういうことには今回ならないでしょう。

そういった反動から、軍需産業のリクエストが強まり、ブッシュ時代に
またやらかして、今度は911で世界がぐちゃぐちゃに。
そうはいっても911から2年ぐらいして、景気がよくなった。

借金したら実は意外と景気がよくなると。

今の米国は借金減らすどころではないので、またヘリコプターでばら撒いてますが
これがデフォルトを生むと今言われてます。

そうはならないはずなんですが。

円高とドル増刷をセットでやったときは、大体バブルが起こりそうですけど
その前にドカンと来る。

もうドカンと二回以上来ているから、法則上こないはずです。

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