学歴がよくわからない
この業界学歴持っている人のほうが珍しいのだが、
生活スタイルはちゃらんぽらんでも、意外としっかり者が多い。
メンタルが弱いのは1990年以降の人はある程度共通だろうし。
でも主要企業採用大学ランキング、なんていうのを見ていると、物の価値がさっぱりわからなくなる。
自分は就活なんかほとんどせずに適当にSEになってしまったけれど
当時はウインドウズもないのでSEになる人なんていなかったから
今のような感じではない
でもまあいろんな企業社会勉強で受けに行ったことはある。
一番違和感を感じたのが
なんで赤字でつぶれて分割民営化されて青息吐息のJR東日本(たぶん東日本だけ黒字だから)
に真夏の炎天下に外まで面接の大行列ができているのとか
いろいろあったわけだが
有名大学卒で一流企業というのがどうも違和感が強く
大企業というのはより取り見取りだから取りたい奴を取り放題なわけで
自然難易度の高い大学から取れます。
取るほうは別に学生に期待なんかしていなくて、上から取っていけばまあ
給料出しても損しないかなくらいに思っていて、
学生のほうがこんなに苦労して大学入ったんだからさぞかしバラ色の
給料と環境が手に入るだろうと過度な夢を描いている
そんな構図が見えてきてしまう。
どうなんだろう。
それって結局金のある企業にいい条件で寄生したいというタカリ根性なんじゃねーの
と思ってしまうわけ。
お前ら企業が傾いたとか、例えばマックの腐肉とか吉野家のBSE騒ぎで仕入れストップとか
フクイチが臨界で大騒ぎの中これを日本のために東電が頑張って止めると受け止められるか
そういう危機が起きたとき、一人で解決するとか、そういう根性ないだろうと。
ほかの偉い人でグループ作って一致団結で解決しよう、なんておのれの責任をうやむやにするか
できるだけ自分一人で頑張らないように、あらかじめ防衛線張るほうに
忙しく頭使うんじゃねーの?
やばい時当てになんのかよ実際。
そんな風に思えて仕方がない。
競争勝ち抜いて重役クラスになって、ようやく会社維持しようと本腰入れるのかもしれないが
それでも結局歯車で、社長も今はやとわれだから
銭金のかかる歯車っちゅうだけ。
AV業界で頑張っている人たち見ると、そんな手の回りきらないほど大きなことはしないで、
自分で何とかできる範囲ですべて解決するのが当たり前になっている。
もちろん大きな企業もあるけれど、現場生え抜きが管理職になっている。
そこに東大新卒が入ると、当然現場に軋轢が生まれる。
バランスを取る知恵が必要だけど、私個人はAV産業がそんなでかくなる必要はないと思っている。
国の一流企業の一角にAV屋が入るとか、そういうことが起きた国はAV産業つぶされているので。
店舗流通がほとんど崩壊して一部優良店舗でしか粗利の回収ができなくなった今
大企業とか関係ないので
大企業ならむしろインフラとしての流通を維持しないといけない。
大企業というのは経済界を見てもわかるように、ある程度の大きさを超えると
雇用やら税収システムやら、自社流通システムやらをきちんと整備して
日本のか細い内需を維持するような暗黙の責任を求められている。
そういうわけで法人税を下げていこうという話になっている。
国への献金みたいな形で払っていた法人税と消費税が二重課税で
雇用や設備投資に回せないから、回させて市中に現金を放流させようという狙いがある。
ぐるぐる回すためにリニアやらカジノやらをやろうとしている。
そんな中、日本企業がamazonみたいにネット流通VS既存流通みたいにある種敵対して
自分のシステムが最高でそれで既存流通全部破壊して総取りしてやるとか、
そんなことをやっても国を敵に回すだけ。
ふつふつamazonに対して反感が出ているのは一部の人はわかってると思うけど。
便利は便利ですから。
日本企業だと楽天みたいに便利の裏でなにか雇用だのインフラをどうこうなんて
面倒くさいこと押し付けられる。
楽天もあれでいろんなしがらみのなかでやらないといけない
だからたまにブチ切れて外国に移転しようとか始まるわけ。
経営の視点から見たらああ、ストレスたまってんなと思えるが
一般のひとはわけわからんあほ企業や、と思うだけでしょう。
好き勝手言ってるあんたらの雇用やら労働法規やら遠まわしに維持するために
関係もないのに国からストレスかけられてんだよと
恨み節が聞こえてくる。
AV業界は狭いので店舗とネットはある程度維持しあわないと、
価格が下落しているのに消費が落ち込む一方なのだから
結局自分で受け持ちを探して、自分で支えられる人材のほうが
必要なわけで
高学歴を売りに金もってそうな企業に寄生して将来重役になって
高給取りになろうなんて小さいレベルではやっていけないと思う。
勉強頑張ったからいい生活にむけてゴールする、
じゃなくて
自分で業界の屋台骨を自分で作っていこうということのために使えるよう頭を訓練する
っていうのが日本の業界にそもそも必要な人材なのかもしれない。
というかこれからの。
国内法規厳しすぎて大企業やってられないですよこれから。
東大卒のエリートがさしずめ楽毅将軍
現場生え抜きでも実践で苦労して、絶体絶命のやばい時に颯爽と現れたのが田単
結局楽毅将軍はぽっと出の田単に逆転返り討ちで追い落とされたわけです。
まあエリートっていうのは結局詰めが甘いから
20年ごとに就職人気企業が凋落して入れ替わるんじゃないかね
私のころは一位JAL、二位ソニー、三位日産でしたからね(笑
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