いつの間にか4周忌
世の中大震災ばかりであるけれど、うち、というかアダルト業界にとっては2011.4.11に
問屋が詐欺まがいの倒産をしてから4周忌が経っていた。
今年は寒いのとイベントに追われてて忘れてた。
というか大震災に比べてみなどうでもいいことになっている感じが大。
個人的には最近いろいろ見ていて、やっぱりあそこが転換点かと思うけれど。
へんてこりんな問屋で破産というか、倒産事件00000号とか言われていたので
この業界でも珍しいケースでいわゆる破産であって破産でないというか
ぶっちゃけて言うと貼って貼って貼り続けた嘘の金箔の重みでとうとう
崩れ落ちたという表現が一応正しいでしょう。
2007年から壁に向かって競争するチキンレースがこの業界のおかしなところだと言っていたけど、
それを地で行く感じで。
このケースはあとあとまだ救いがあったとわかってくるのですが、
今後はどうなるかわからない。
同じ倒産の方法はいろいろ事件として処理されたのでもう通じないと思うし
そんな体力が残っているかどうか?
個人的に変わったと思うのは、震災以降以降流通の変化とか、単純に寿命を迎えて
業界の方が逝去されたり、システムの人的老朽化がでてきたのと
(震災以前は制作者の逝去が結構多かった)
真面目にやっていこうというところと、自分のことで手いっぱいで引き受けるだけ引き受けておいて
責任とれませんと丁寧に丁寧に何日もかけて説明するところと分かれてきたような。
例えば○○の流通任せていただけませんか?と猫なで声でクレクレと言ってくる。
特にメリットもないのになぜ?と聞いても猫なで声が繰り返されるだけで
ここでうっかり任せてしまうと、
2011以前はまあまあ責任とりますよ、販促やりますよ。販売戦略はこうで、
という人があっちこっちにいたものだが
今は違う。
売り上げが低迷しても放置で改編もネットのやりくり、広告もせず、
基本ほったらかしで何にもしない。売れない?え、そうでしたっけウフフ?
あほんとだ売れてないですね。
お宅の商品力の問題ではないですか?
こんな感じで。
それで何年かして、いきなり任せていた商品を全部返してくる。
聞いたら担当者はすでに辞めたとか、あとは倫理やら流通の問題で返されたので
うち責任持てないのでお宅に返します
と一方的に送り付けられる。
この理由の説明が丁寧で細かく、何日も練り直されたお手本のような文章で
慇懃無礼というのはまさにこういうのだろう。
というわけでこの業界かなり無責任体質になりつつある。
売れないのは自分のせいじゃない、というわけだ。
そのくせちょっと売れたら何もかも持っていこうとする。
なんか荒んできたなあ、と思います。
ネットのほうは自分でやりくりできるのでなんとかやりますが、
流通は相当ダウンサイジングしているので、
売り上げが安定しててお任せできるところと
急に担当が変わって放置になるところと二極化が激しく
正直どの流通や販売がいいのか、それはわからなくなってます。
でも売れているところはお客さん見るとわかりますね。何となく。
モデル事務所とか、現場の店舗とか、むしろそういうほうが前向きで元気があるようで
流通システムにかかわるところは動脈硬化が激しくて受け持ち以外はわからない縦割りの
弊害があちこちで出ているように感じます。
たどってみたら2011年がやっぱりターニングポイントだったかもしれないですね。
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