天道是か非か
天道というのはお天道様と言われるが、もとは正義といったような意味で
正義は正しいか正しくないか、という疑問です。
噛み砕いて言うと、世の中いいことをしていれば報われるというが果たしてそうか
人をだまして悪いことばかりやって偉くなる奴もいれば
正しいことを行ったのに冤罪や貧乏で死んでいくものもいる。
正義を行うというのは果たして正しいことなのか?
ということです。
今だとなぜ人を殺してはいけないの?という疑問に似ていますね。
AVという仕事は生き物を殺すことはないけれど、業が深いといえば深い仕事なので
この疑問によくぶつかります。
いろんな会社を知っていますが、大きい会社ほど悪いことをやっていたりします。
だましうちや抜け駆けは当たり前で契約やお金の取り合いみたいなことを
やってしょっちゅう喧嘩したり、社長が拉致されたりいろいろあります。
人のいい社長ほど拉致されたりします(笑
やさしい女性ほど鬼畜なAVで痛めつけられたり、
性格の最悪な女優ほどわがまま放題なのに売れっ子だったりするわけです。
うそつき社長で人をだまし続けて大きくなったはいいが、嫌われ過ぎて下り坂になったら縮小してしまった。
潰れるかと思いきや、別の仕事をさっさと初めてそっちの業界の雄になっていたりもします。
こんな例は会社を知っている人ならよく知っている話です。
好かれる嫌われるというのは嫉妬という要素もありますが、
私が上げた例は明らかに人をだまして、契約や商売を分捕ったということです。
AVメーカー同士なんかはよくあります。
監督や制作同士なんかだと営業スキルに対する単なる嫉妬が多いのでこれは問題になりません。
悪を行ったり正義を裏切ったりすると天の報いを受けるのだろうか?
人間なら誰しも思うことですね。
私の考えでいえば、正義を行ったほうがよい、と思っています。
悪に見えるようなことならまあいいけれども、本当の悪ではいけないわけです。
いくらレイプビデオを作ってもいいけれど、バッキーのようなやり方はだめということ。
とはいえこの世の中にはこのギリギリを行っている企画もたくさんあります。
なかなかむずかしい。契約書ではこうこう書いてあるし打ち合わせもしたのに、
やってみたら思ったのと違う。といわれて女優からクレームをもらう、逆恨みされる。
こういう事例は本当に多いです。
それはどうなんだろう、とありますが一応契約なので、仕方のない部分です。
事故や勘違いというのは普通の商売でもしょっちゅう起こっています。
レストランなんてそういうのの宝庫でしょう。
それは置いておいて、ここでいう天道というのはバッキーのような会社が
なにも摘発を受けず、業界の最大のメーカーになってしまったとか
そういうことです。
これに近い事例がかなり多いですね。
Aという会社は○なのに、Bという似たような会社ばかりが執拗な摘発を受ける、とかです。
うちなんかも犯罪をしていないのにネット検閲でしょっちゅう攻撃されています。
まるでつねに何者かに監視されていて、違反フォームであちこちに公序良俗に反するの
訴えをされているような感じで、アカウントやコンテンツが突然削除されたりします。
なので最近は昔のように自社販売をしています。
AV業界の問屋さんはもう頼りにならなくて、当てにできなくなりつつあります。
定期的にコンテンツただで分けろという営業メールが名前を変えてやってくるので、
なんかその線が怪しいんですが、なにか巨大な組織を敵に回しているのだろうか?
よくわからん。
かように現実世界では悪の華が咲き、正義の花が枯れ果てるのが疑問視されます。
なのになぜ正義を行ったほうがいいかというと、
AV業界、なかでもうちのような先入観で見た目がきついメーカーは信頼されづらいので、
いくら現場は楽ですよ、といったところで他社の朝7時から深夜3時まで何回も酷使
されるような現場が当たり前の今、なかなか信用してもらえないということ。
あと単純に女の恨みは怖いということです。
何が一番危ないか、というのは言及しませんが、少なくともAV男優をしている頃、
定期的にお祓いに行っていました。
なんで定期的かというと、行くたびになにか憑き物が落ちるからです。
これは体験した人にしかわかりませんが、AV女優はまともな精神状態の人ばかりではありません。
精神状態ならともかく、人生自体がものすごい業の塊のような人がいます。
これは実際に会ってみないとわからないでしょう。
なのでなるべく粗末に扱わないよう心がけていますが、
予算や時間の制約上、完全にできているとはいいがたい。
売り上げも低迷しているので、予算も相当絞られている。
なるべく酷使しないようやっているつもりのうちも、申し訳ないと思うぐらいだから、
弁当も出ないような制作が常態化しつつあるAV業界は、なんらかの影響を受けないはずはないと思うわけです。
なにが起きるか具体的にはわかりませんが、現場を知らない人から影響を受けるように思います。
なので、DVD販売店や問屋さんからだんだんと売れなくなっていくように思うわけです。
問屋さんもそうですが、現場のことをなにも知らないので、
まいつき自動的に生産されているとか、感情のないもののように思っている方が実に多い。
感情のある男や女が体液まみれで頑張る、という実態はお客さんのほうがはるかに理解されています。
流通の理屈だと、スカトロものでウンコは食って当たり前、ああキモチワルイ、です。
制作に対して何を言おうがかまいませんが、少なくとも女優さんに対しては敬意ぐらいは払ったほうがいいと思うんですよ。
その売り上げで食っているわけですから。
と思ったら、今の問屋さんなんかはその売り上げで食っていない場合も多いのです。
だから制作現場やメーカーに対する敬意感覚というのが著しく低いです。
挨拶にも来ないし会ってもくれません(笑
ばつが悪そうです。
だからこれは流通の影響は今後大きく出るかな、と思っています。
昔はそんな人ばかりではなかったんですが。
女性の業や恨みはなかなか深く、絡んだだけで‘もらう‘こともあります。
知ってるひとしか知らない都市伝説です。
だからかどうか、AV男優の家庭はおおむね崩壊しています。
なぜか女優やプライベートでの女性を粗末に扱う人が多かったようです。
最後は乞食のようになり、おかしくなって行方不明になる人がいますね。
制作もどうなのでしょう。その後行方不明の人が多いのでなかなか結果が出せない。
でも業界にはいないので、やはりよくないように思います。
この天道是か非か、というのの格好の実例は昔の将軍に見られます。
古代の将軍というのは殺戮のプロという感じで、とにかく殺しまくるわけです。
白起将軍なんて最強の将軍なんかは、最後に殺し過ぎた恨みを受けた、とかいって不遇の死を迎えているし
そのあとの時代も、自分は将軍で戦功を立てたから、七代続かずに亡ぶだろう、と言って
その通りに亡んだりしています。
こういう殺しは呪われる、というものの恐怖から、仏教にすがっていったように思います。
呪いがえしとして効力があったのでしょう。
小話ですがイラクのあたりに魔術の源流があり、白魔術は生きた人に対してかける魔術
黒魔術は死んだ人を操る、慰撫する魔術、として白黒があったのですが、
黒魔術はインドにわたって仏教になり、白魔術は欧州に渡って魔法や錬金術になっていった
というのをその筋のフランス人から聞いているので
インドから仏教が始まった、というのは、死者を慰撫する、という意味から当てはまるのです。
なのでその黒魔術的側面を色濃く残している真言密教は大変興味深いのです。
中国だと般若心経が簡単な黒魔術の代表ですね。
たちどころに悪霊が退散するので昔から使われています。
サンスクリットの呪文が音訳だけで残っているからです。
当時は仏教は熱狂的に迎えられましたが今はさっぱりですね。
なんでかというと日常的に殺人や虐殺が起こらなくなったからです。
呪いを受けることが私怨や女関係だけなら、のうまくさんまんだ ばざらだんかんだけで十分でしょう。
かように天道是か非か、という話は後世においてある程度結論が出ています。
でもなぜすぐに報いをうけないのだろう?
いつか返ってくるかもと言われても、いつのことやらわからないし一生返ってこない人もいるじゃないか。
そういう疑問がありますね。
”天道”というくらいなので天には寿命がありませんから、すぐに実効がないかもしれないです。
もちろん逆もあると思いますが、欲張るのはだめだと思います。
年老いて人生の最後に来たりするかもしれない。
難しい話ですが、AVは女優さんにやっていただいて初めて成り立つわけですから
少なくともそういう敬意をはらって、買うべきものはちゃんと買って、
売りすぎず、やりすぎず、性でも変態でも楽しむのがよいと思います。
無料や海賊版にはまる人が一人増えるたびに、女優さんが怒っていますよ(実話)
売れてるオーラの強い女優の恨みは強いかも???
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