太陽書店仙台アウトレット館

せっかく休んでラプラス祭りに参加しようとしたら
地震のせいで壮大な空振りを一家総出で食らった上に
宮城テレビの負け犬に追い打ちがごとくの取材で恥をさらしてしまうで（あろう）汁王です。

だがカメラが向くとやってしまう。
掛け合いを・・・

そういうわけで暇になったのであちこち視察がてら
太陽書店仙台アウトレット館さんを訪ねてきました。

ずいずいと二階に

入っていきます

太陽書店さんはどこも棚がきれいで、あまり圧縮陳列していないのが特徴です。

ラムタラさんなんかは圧縮陳列というか、通り道が狭いので江戸時代の肩がぶつかり合うような
やり方とは対照的です。

どこのお店にも共通しているのが、DVDがいまだにメインストリームで、
それ以外の販売については正直手の打ちようがない、というところです。

DVDがどんどん売れなくなっているのに、ほかの販路に切り替えることができない。

blu-rayはじめ盤面形式は露店は委託で品ぞろえがすべて同様になってしまい代り映えしない。
委託のために新しい形式のチャレンジもできない
ネットについてはスマホでダイレクトにいって店舗周りには来ない

手の打ちようがないので、仕方がなく同じルーチンでやりくりするなか、
一歩一歩数字は下がれども上がらない、そして他力本願のFCシステムを変えられないまま
仕掛けができずに時間だけがジリジリと過ぎていく。

これについてはVHS-DVD時代に確固としてできてしまった委託システムがあるので、
メーカーも変えようがない。
できるとしたら買い取りへの回帰ですが、キャッシュ的には難しいでしょう。

委託システムの弱点は、右肩下がりの時代になるとシステムの仕組みを変えられないので
旧態依然のままなし崩し的に売り上げを回復できない点です。

あれは右肩上がりが続く前提で設計されたシステムなので、メーカーとしても
委託が機能しなくなるとなりふり構わずキャッシュ回収に動かざるを得ない。
イベント商法や配信サイトへのコンテンツ提供とか、なんでもやるようになり、
コンテンツの価値がさらに減る。

委託で儲かるのは今問屋だけになっています。これは大きなひずみで
いつ店舗からクーデター的不満が爆発するのか、そんな感じです。

メーカーとしてはなるべく寄与したいのですが、やはりキャッシュにならなければ困るので
DVDの新作を並べても旧作の回収ペースが速くなって、
結果棚の厚みが増えないということになってしまう。

問屋が推し進めた委託とDVDバブルの残したFC本部制という士農工商的な
ジレンマで、現場が疲弊しているのは感じましたが
太陽書店さん、信長書店さん、ラムタラさんはそんななか仕掛けをしてくれる
数少ないイケイケ店舗さんです。

アーケードに逃げ込んだ時は一回お寄りください。

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