プロAV男優はSEXのプロなのか？

よくもめる話ですが、絡みの概念の問題で、AV男優が一般社会に売り出すときの枕詞で
使われることです。
うちの絡みの考え方も合わせて、AVの絡み自体が今よくわからない。

もう最近年なんでこういうのは無理
その時来ていた男優と絡んだ後あの人NGだったと突然持ち上がり、なんともさんから「監督やって」と
リクされたので頑張りましたが・・・

あの人AV監督やってるのになんでそんなこと言ったんだろう？
理由付けて私と絡みたかったのかな？謎だ。

ここ数年素人さんがわりと来たり、素人さんからAVデビューみたいな入り口の撮影が
増えているのですが、その時素人さんって、AV知らないから夢持ってくるんですよ。
男優志望なら絡みがしたい（ただし立たないという経験はしたことがない）
女優志望なら非日常の変態プレイまたはAVのファンタスティック感が味わいたい

となるんで、男優はどうでもなるんですが、女優志望の素人さんなんかの夢を壊すのはよくない。
この辺気を遣うんですが、うちはプレイが大量ぶっかけごっくんというのもあり、
せめて楽しんで帰ってほしいと思うわけです。

男優がスタッフやカメラの目に見えないようにマンコやアナルに指を突っ込んだ、
おっぱいや乳首を力づくで揉みしだいた

AV女優なら普通に”痛いよ”と止めるんですが、素人さんはわからないから
後でよくない、となったら、結局私の責任です。

こういう不確定要素はなるべく減らすように言っていますが、言いすぎると男優の勢いにも
かかわるので、そういうシーンがほしい時とそうでないときと、織り交ぜて指示するしかありません。
男優のみなさんが見えないところで、いっぱいケアをしています。

素人女性の場合、絡みも結構重要で、人によってアクロバティックがやりたいとか
あるかもしれませんが、大体は気持ち良ければいい。

プロ女優なんかも誰に聞いても、気持ちいいほうがいい、ときます。
木村つなも1か月くらいオナ禁で溜めてきたときがありますが
溜めてくる女優さん結構来ます。

なので女優さんも気持ちいほうが結局いいだろうと、思います。

余談ですがザーメンぶっかけてハメると締まりが良くなります。
モデルさんも結構興奮していることが多いです。

ＡＶ男優はよくsexのプロ、といいますが、現場では決して気持ちいいとは言えない絡みをしているように思います。
男優の意志でなく、監督の指示に従っているからですが、70％の現場で男優は自分を殺して絡んでいます。
残り30％は気心の知れた現場で好きなことができるという現場です。

大汗かいて、必死に腰振って、「うぐぁうぉぉあ」って振り絞って一滴、
しずくのような精液をだす、あれです。

プロの絡みはおおむね正常騎乗バック+αの3,4回体位替えがあるのですが
この辺をどの順番でやるかは男優に任せるところもあり、監督が指示するところもあり
女優の意志は無視されます。

3万のベテランまたは4万以上のプロになるとおおむねお任せになります。

ただ現場によっては癖のある監督がいます。
今はずいぶん退場したでしょうが

朝からなぜかムスッとしてて現場の雰囲気を悪くする監督
なんでもいいからケチ付ける監督
何かにつけて口とんがらかせて文句言ってる監督
女優にべったりでやたらと男優に嫉妬する監督
テープの入ってないカメラでハメ撮りをする監督
いきなりスタッフと喧嘩を始める監督＜面白い！
ヤクザの監督＜もっと面白い！

こんな人がいると、普通の男優はなんで呼ばれたかわからない。
お前やれよ、状態ですが、仕事だから雰囲気最悪でもやりますよ。

ヤクザの監督は怖いと思うでしょうが、実は全然怖くない。
筋を通せばいいので。裏で女優を勝手にハメたとか、乱交シーンで
立ちが悪いからこっそりゴムを外してやったとか、
そういうことが起こると、大阪とかに連れていかれます（笑
怖いのは通行人のヤクザですね。
知り合いの監督がタチの悪いのにあたってコロされそうになった（苦笑

そんなのはめったにないですが、偉ぶった監督や、
レンタルの大物監督なんかも、やたらと細かい体位の注文がつくことがある。

そういう世界で生きてきたので、男優はあまり女優の”気持ちいい”を考えているかというと、
疑問に感じることが多いです。

最近はシルクラボとか芸能人なんかもデビューしていて、ちょっとは女性の感情を考えているかもしれませんが。

まだ多くの現場が、女優の気持ちよさぐらいは気にしても、その向こうの一般女性の感覚を
考えているかは、疑問です。
AV女優はそもそもプレイの間口が広く、イキやすく気持ちよくなりやすい人たちだから。
素人女性はこうやらないと濡れないよ！なんて注文が結構あるものです。

だから素人女性が絡みをしたい、と来ると、私はぶっかけの非日常性の絡みをまずはしますが
ハメ撮りなんかをなるべく入れて、その女性の本質がわからないと組み立てづらいことが多い。

最近は若手の女優さんなんかは平成生まれから1995年生まれ、来年には2000年生まれが
デビューします。とんでもない年の差です。
もうこのへんになると子供と一緒ですから、リードの仕方で結果がかなり変わる。
売り上げが出る人ならどうにもなるのですが、読みづらい人はなるべく開発していかないと
伝わらない。
宮崎あやちゃんなんかはわかっているのでごっくんさえしてくれれば絡みは不要でしょう。

なので、MS01の井川ゆいちゃんが来た時に、プライベートのマジイキを連発してくれて
その映像がすごくよかったし、そのままぶっかけにいってすごくいい映像になった。

以降、うちの現場ではぶっかけた後にハメるとか、アクロバティックな絡みよりも
乱交系か、ハメ撮りで仕事忘れてイかせまくり、というのにしています。
ハメ撮りはうまくいくとあとの表情がずいぶん変わるので。

そうしていろいろやっていると、うちの今の絡みはAVとは似ても似つかない
奉仕系の絡みになっています。
男性が女性を気持ちよくして、女性も男性を気持ちよくする。
鬼アナルもそうですが、リクエストに応えようとするコミュニケーションの掛け合い
誘導系ですね。
ぶっかけやごっくんに最終的に恐怖なく誘導していく前戯としての性感+絡みです。

やればやるほど、プロ時代の絡みから乖離していくのを感じていて
これでいいのかな？と思う時もあります。

もうバックも女優さんが好きでない限りしないし、騎乗位も女優さんに任せます。

そういう絡みは、DMC30が最後です。
これにしてもみづなれいちゃんが素晴らしいので、お任せしました。
ハメ撮りをしてみて、みづなさんがプロとして割り切ったほうがやりやすかった、というのもあります。

ここまでプロな女優さんはまずいません。

そうやってきて、にわかにプロ男優が一般社会にでてSEXのプロです、というのがどうも違和感があり。

プロ男優がモデルですらプライベート以上に気持ちよくさせる現場がいったい年に何回あるというのか？
現場の人間だからこそわかる話です。

AV男優が表に出ようとするとき、一様に現場側の人間が眉をひそめるのも、このへんに
理由があると思います。
「しごとほしいだけちゃうん？」
というひそめ方です。

AV男優の地位向上、みたいなことを田淵先輩も言われていたので、その辺はわからないでもないのですが
AV女優でもよほど相性が良くないと気持ちいい悪いがでるのに、
一般女性で年齢も20～50歳までと幅広い層に合わせられるAV男優が何人いるか？と聞かれたら、
5人ぐらいしか答えられない。でもうち数人は引退です。

AV男優が監督の絡みの道具以外の価値をどこに見出すのか？という話ですが、
ルックスだけなら芸能人並みに行けるのは2人ぐらいでしょうか。
脳みそなら5人ぐらい？

大多数の男優には竿師以上の価値があるようにはどうしても思えない。
だから現実に現場減ったらほとんどがホームレスの危機に瀕して
ホストの痴話げんかのような貶めあいをしているわけです。

AV男優の地位向上をするのなら、もっとセラピストとしての能力を磨いていかないと、
一般女性にアピールをしても、最後にぼろが出てしまいそうに思います。

正直な話、AVの絡み、女性に対するAVとしてのSEX自体は、2000年ごろから
ほとんど進化していません。

一部南佳也くんがルックス系でソフトセックスをやっているくらいですが、多分本人にはその自覚がないし
現場でもそれだけを求められるわけでない。
概ね現場ではいまだにパワーセックスが主流です。

xvideosで海外のポルノでは女優もパワーセックスしているので
日本人女優はただパワーで犯されているだけのセックスで（これはこれでいいので）
止まっていますね。

個人的にはもっと進歩して、パワー系、ソフト系、セラピスト系と
三つくらいのスタイルがそれぞれあればいいと思います。

うちのパワー系は集団嬲り系にだんだん変わっていくと思います。
ソフト系はあんまりないですね。イケメンがいないから。
イケメンが入ってこないのもソフト系が流行らない理由。

一般女性はTVのイケメン俳優と添い寝する妄想のほうが、実用的なのかもしれない。

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